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胃癌

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病態

年間約5万人が死亡する胃の悪性腫瘍。がん死亡については1999年以降は肺がんについで2位となっている。胃がんは50~60歳代に多い病気で胃がんの発生は他臓器のがんと同じく未だに解明されていないのが現状である。胃がんの発生に影響を及ぼすものとして知られているのがピロリ菌感染であり、ピロリ菌感染者では胃がん発症のリスくが5.1倍高いことがわかっている。ピロリ菌感染者の頻度は比較的衛生状態が整っている日本では減少している。ピロリ菌の他に胃がんの発生に影響を及ぼすものとして喫煙・塩分摂取過多・緑黄色野菜の摂取不足がある。ピロリ菌の感染率が低下した現在では生活習慣の改善が胃がんの減少につながると考えられている。胃がんの5年生存率は全体で60%であり、男女差はない。しかし、診断時にがんが胃に限局していれば5年生存率は94%である。一方で領域にある臓器やリンパ節に浸潤している場合には40%、遠隔転移がある場合には4%である。化学療法が進歩した現在でも切除不能の胃がんの予後は不良である。早期発見が重要である。

症状

胃がんの早期では無症状であることが多く、初期症状としては上腹部の痛み、悪心、腹部膨満感などがある。胃がんが進行すると腫瘍からの出血によりめまい・動機などの貧血症状や食べ物の通過障害・体重減少が起こる。さらに進行すると転移に伴う各臓器の障害による症状が出現する。

検査・診断

胃がんは検診時のX線造影検査や上部消化管内視鏡で診断される。さらに腹部超音波やCT検査を施行して病変の広がり、治療方針を決定する。

治療

切除療法

胃がんの切除療法である切除の範囲はがんの部位、進みぐあいから決定されます。開腹下手術や局所治療として内視鏡治療が行われています。リンパ節へ転移している可能性がほとんどないがんでは、リンパ節郭清が不要と考えられ、内視鏡による胃粘膜だけの切除や腹腔鏡下に胃のごく一部だけを切除する方法がとられます。リンパ節転移の可能性がある程度高いがんでは、リンパ節郭清が必要で、開腹科の手術が必要です。このうち、がんの部位が噴門に近い場合、またはがんが噴門近くまで這ってきている場合は胃全摘、がんの位置が噴門と離れていれば幽門側胃切除が行われます。後者の場合、胃の入口の噴門は温存され、胃の2/3から4/5程度が切除されます。他に、治療決定の際には、手術の危険性や基礎疾患、予想される治療予後などが考慮されます。手術自体での死亡率は胃全摘術でおよそ1%、幽門側胃切除で0.2%で、さらに余病があれば手術の危険性はより高くなります。また、病期別の治療例の5年生存率は、Ia:92%、Ib:90%、II:76%、IIIa:59%、IIIb:37%、IV:8%とされ、高齢者では年齢別平均余命と期待生存期間を比べ治療を決定する場合もあります。

内視鏡的治療

胃がんの内視鏡的治療は、胃の内腔の表層だけをはぎ取るという局所切除のため、リンパ節転移の可能性のほぼない癌に行われます。リンパ節転移の有無は、経験的に、手術切除標本より組織型・深達度・形状(病巣内潰瘍有無も含む)・大きさの組み合わせにより類推されます。すなわち、早期胃がんのうち、一般には、粘膜内の分化型腺癌かつ、隆起型は2cm以内、陥凹型は病巣内潰瘍がない1cm以内のがんが対象となっています。最近の内視鏡技術の発達によりこの適応は徐々に拡大されています。内視鏡的胃粘膜切除術の方法は、内視鏡下で、病巣粘膜の下に生理食塩水などを注入して病変の粘膜を浮き上がらせ、輪状の針金で粘膜を電気で焼き切る方法です。切除された病変を検索し、病変のどこにもリンパ管や静脈への浸潤がないこと、粘膜下層への浸潤がないこと、切り口にがんがなく完全に切除していることを顕微鏡的に確認します。内視鏡治療は、他にレーザー治療や光化学療法がありますが、切除組織の確認が出来ないため、胃粘膜切除術が主として行われています。合併症としては、出血と穿孔がありますが、ほとんどは内視鏡的に対処できるとされています。

化学療法

胃がんの化学療法は、切除不能がんや再発がんの場合や術前・術後の補助療法として、化学療法が行われます。従来化学療法は有効率が20―30%で、副作用なども考えると、成績がいまひとつでしたが、最近、有望な薬剤が開発されたり、50%位の有効率を認めた抗癌剤の新しい組み合わせが出てきています。具体的には、フルオロウラシル、シスプラチン、アドリアマイシン、イリノテカンや、経口抗がん剤のテガフール・ギメスタット・オタスタットカリウム(S1: エスワン)などの組み合わせが有望視され、治験が行われています。副作用として、がん細胞にだけ選択的に効く薬はなく、抗がん剤は身体の中で新陳代謝の盛んな細胞も同時に壊してしまうため、副作用は避けられません。頭髪、消化管粘膜、骨髄などに作用し、脱毛、口内炎、下痢、吐き気、白血球や血小板の減少がおこります。それ以外には、心臓に対する直接作用があったり、薬剤の代謝や排泄で重要な肝臓や腎臓に障害をおこすこともあります。 補助化学療法としては、術前には切除しきれない腫瘍を縮小あるいは消失させることによって、残存する腫瘍を外科的に切除する方法も行われています。手術後の再発予防の目的で行われる補助化学療法は、残念ながらその効果もはっきりしていません。

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