急性期
目標
- 呼吸困難の緩和
- 二次障害や合併症を起こすことなく経過する
- 安静度を理解し、それに応じた日常生活を送ることができる
- 不安が軽減し、治療に対して積極的に臨むことができる
観察
- バイタルサイン
- 肺雑音の有無、SPO2、喀痰の状態、呼吸状態
- 心電図の変化
- 水分出納バランス
- レントゲン写真
ケア
- 体位をファーラー位とし、横隔膜を下降させることで換気量の増加を図る。
- 人工呼吸器装着時は気道内の分泌物を吸引し、換気障害を少なくする。
- 心臓仕事量の軽減・心拍出量維持のため活動、食事内容、水分摂取量に制限が出てくる
- 活動制限による日常生活の不足部分を支援する
- 呼吸困難は患者に死の恐怖を与え、治療や処置が緊急に行われるため、不安感や恐怖感を増強させるため、患者の言動・表情・行動などを観察し、不安や恐怖に対する支援を行う