乳児チェックポイント(1ヶ月健診)
月齢
- 1~2ヶ月
特性
- 胎外生活の確立、栄養法の確立、栄養方法の確立のために十分なチェックを必要とする
重点項目
- 体重増加量1日15g以下の場合、哺乳量、機嫌や元気さなどを確認する
- 先天異常
- 神経学的異常
身体面
- 皮膚
- 斜頸
- 嘔吐
- 鼠径ヘルニア
- 開排制限
- 視覚
- 聴覚
生活面
- 母乳の確立と不足の悩みの把握
- 母子関係
- 栄養法をはじめとした栄養法の確立
- 養育の方向付け
- 乳児の泣き、変化などに特有のサインを見出せるか
- 行動の一つ一つに不安を持つ場合の支援
運動発達
- 肘や膝を軽く曲げている
- 手足をほぼ左右対称的に動かす
- 掌に触れたものを握る
精神発達
- 大きな音にビックリする
- 人の顔をぼんやり見る
- 20cmくらい離れたボールや顔を目で少し追う
情緒社会性の発達
- 気分のいいときは一人で微笑する
- 空腹時にはよく吸啜する
- 空腹時には元気に泣く
保健指導の要点(1ヶ月健診)
月齢
- 1~2ヶ月
特性
- 胎外生活の確立
- 育児・確立への方向付け
発達
- 注視、注射、泣いているときに声をかけると泣き止む
栄養
- 母乳育児の支援をする
清潔
- 出来るだけ毎日入浴する
- 皮膚の乾燥、乳児湿疹などトラブルに対するスキンケア
生活習慣
- 睡眠、授乳、入浴を中心とした生活リズムを意識する
生活一般
- 外気浴の開始
遊び
- あやす、相槌をうつ
- おもちゃ、眺めるもの、音を聞くもの、はっきりした色のもの
気になる行動や癖
- 空腹、不快、甘えなどさまざまな原因で泣く、自分の気持ちを泣くことで伝える:最初は原因がわからず戸惑うが、そのうち違いがわかるようになってくる
- 向き癖:向きにくい方向からあやしたり、授乳したりして対応する
疾病予防
- 1ヶ月児健診の受診勧奨
- かかりつけ医を持つ
- 乳幼児突然死症候群の予防
事故防止
- 窒息、低温やけど、乳幼児揺さぶられ症候群など事故の危険と予防
- チャイルドシートの推奨
家族の状況
- 喫煙の再開が多い時期