社会不適合者まっしぐらだった過去
僕は現在看護師として働いてます。
看護師になった理由は正社員になりたかったから
理由はそれだけ。
大学卒業後、働きたくなくてアルバイトを転々としていたら、
職歴の無いまま30歳近くになっていた。
いざ就職しようとしたら、面接で落ち続けることに・・・・
今思えばそりゃあそうだなって思います。
30歳近くで職歴もない上にこれといった特技もないわけですから(笑)
おまけに面接も上手くやれない。
事前に準備してない質問にはアドリブで答えられない。
オロオロしっぱなし。
もうダメダメでしたね。
そんな時、家でぼんやり見ていた2ちゃんねる掲示板で
『これからの少子高齢化社会、看護資格を取っていれば喰いっぱぐれがない。しかも男でも外人でも取得できる』
という書き込みを見かけました。
『これだ!!』と思い、藁にもすがる思いで看護学校に応募。
それから月日は流れ、現在に至ります。
看護師は女性の世界。
学校には
幼いころから憧れていた。とか、
母親が看護師だった。
なんて動機で入ってくる女子がほとんど。
ですが、僕にとって看護師への憧れや興味は皆無。
それまで男性看護師なんて見たことも聴いたこともありませんでしたから。
将来への不安から、喰いっぱぐれのない安定した生活を手に入れることだけが目的でした。
周りの人や看護学校の教員にも、
「どうして看護師になろうとしたの?」
なんて聞かれましたが、僕は
「面接が受からなくて、どうしても正社員になって安定した生活がしたかった」
と正直に伝えました。
そんな不純な動機だったので、先生に嫌われて落第させられるんじゃないかとも考えました(看護学校で留年や退学はよくある話です)。
ですが、正直に話したことが良かったらしく、先生にそれ以上責められることはありませんでした。
僕みたいなタイプは逆に珍しかったのかもしれません。
その後もいろいろ大変でしたが、無事に資格を取得。
今も看護師として仕事することができています。
結果、仕事というものに向き不向きなど関係無いと分かった

昔って職業を選べる時代じゃなかったじゃないですか。
僕のじいちゃんの話なんですが、
山で金や銀などの価値ある鉱物が出たから鉱山で働いて、
海で魚が取れてお金になるから漁師になるみたいな働き方だったんですよ。
そこにあるのって仕事への興味でも憧れでもなくて、
そこで働けばお金がもらえて安心して生活ができるからという理由しかないんですよ。
適性とか、向き不向きなんて頭にも無かったことでしょう。
選択肢が少ない分、職業選択に悩むことはなかったので、その辺の苦労はなかったはず。
しかし、今は職業選択の自由が増えてしまいました。
でも、よーく考えてみると看護師ってその頃の職業選択の自由が無い時代にやっていたことと何ら変わりないんです。
少子高齢化で世の中にその仕事の求人が沢山あるからそこで働いているだけ。
若い人よりお金を持ってる沢山の高齢者が日本に居て、
高齢者=お金と置き換えると
これは山で金や銀が出たから山で働くのと大して変わらないのです。
今ではかつて栄えていた鉱山も、今では鉱物を取ることはできません。
少子高齢化もあと数十年すれば必ず収束します。
医療従事者もそんなに必要じゃない時代がやってきます。
世の中の多くの仕事は一過性のものであって、その時代によって形が変わります。
そんな一過性のものに「適正」とか「好きな仕事」などを見つけ出すこと自体が難しいし、ばかげているのです。
だから、現在出回っている仕事の求人はどこを受けても根本的なところは大して変わらない。
まぁ、沢山ありますので迷ったらその中で自分が出来そうな仕事を選べばいいだけの話です。
内向的な性格なのに接客業なんてしんどいでしょう。
接客業は給料も安いですから、割に合わないですよ。
だったら工場作業員とか整備士、トラック運転手とかでもいいんじゃないでしょうか。
人間関係が少なくて済む割に給料がそれほど低くない職種を選ぶのがコツです。
見た目で職業を選んではいけません。
自分は大学も出てるし、読書好き。
そんな俺がこんな底辺な職場で働くのか・・・・なんか思ってた人生と違うなぁ・・・・
最近は大学を出る人が珍しくない時代になりました。
学歴に逆コンプレックスを強いられる方が増えてます。
逆に中卒や高卒だったら工場員、トラック運転手になっても満足できるでしょう。
ですが、考えてください。
あなたは内向型です。
内向型という特性を持っている以上、職業選択に関して妙なプライドは持たないで。
職業は決して「カッコいい悪い」で選択せず、自分がその仕事を『やっていけそうかどうか』で決めたほうが長続きします。
世の中にはホワイトカラーとかブルーカラーとか言う言葉で職業を差別化する人たちもいます。
決してそういった情報に惑わされないでください。
「ホワイトカラーだから自分は勝ち組」
なんて価値観、長くは続きません。
インターネット上には転職サイトなど色々な情報が溢れています。
転職サイトは間違った情報も多いです。
どんな情報にも惑わされず自分軸で仕事は決めましょう。
私のように内向型では一見キツそうな職種でもやってみると、考え方次第で乗り切れる場合があります。
営業で成功した内向型の方もいるようです(下記参照)。
まとめ
職業選択は『好きではない仕事』でも『向いてない仕事』でも構いません。
自分が出来そうな仕事をすればいいのです。
でも、そんな仕事には飽きるだろうし、やってて虚しくなることもあると思います。
そういう場合は家に帰って自分の好きな仕事をすればいいと思います。
僕もこうやって家でブログを書いてます。
ブログを書くことで心のバランスが保てているように感じます。
内向型の人がこうやってブログやSNSで自分の置かれている状況や生き方を発信していくことで、内向型同士の情報共有が進み、より内向型が生きやすくなる時代が来るのではないかと僕は信じています。
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