かつて中国の老子は言った。
欲を少なくすることを欲とせよと。
例えば『理想』というのは『欲望』と置き換えるかとができる。
つまり、ほぼ同じ意味だ。
理想の相手と付き合いたいというのは、すごく好きな相手と交際したいという欲望。
だが、実際はどうだ。
本当に好きな人と付き合えたことがあなたにどれくらいあるだろうか?
あなたは好きな学校に入学でき、好きな会社に入り、自分のやりたかった仕事をできているだろうか?
全てにおいてこれを満たせる人間が世の中にどれだけいるだろうか?
自分の見た目が好きになれない。
目が細い、太っている、ガリガリだ、顔が大きい。
自分のコンプレックスは生まれた時から修正できないものばかりだ。
あなたに何か一つでも変えれますか?
変えるという選択をしたらどれだけ自分が傷つき苦しい思いをするでしょうか?
皆さんもお気づきでしょうが、理想を持たないことが一番イージーな生き方です。
理想を捨てたからって誰も困りません。
むしろ、現実を見ることができるようになったあなたを周りは成長したとみなすでしょう。
そして周りと競争しなくなったあなたに親みさえ感じるようになります。
プライドを捨てた姿は角が取れて丸くなり、優しくなったという評価につながります。
ありのままの自分を受け入れることができ、自分を好きになります。
自分を好きになると自分を大切にするので、さらに周りもあなたのことを大切に扱うようになります。
欲を捨てるだけで、人生は驚くほど好転します。
もちろん、最低限の食欲、性欲、排泄欲などはあります。
要は『あってもなくても何の問題の無いような欲』は捨てていい
いや、積極的に捨てよう。
ということです。
欲しいものを手に入れようとすればするほど、人生は苦しくなる。
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