皆さんエッセンシャル思考はご存知でしょうか?
エッセンシャル思考とは、大事なことを見極め、自分の時間とエネルギーを最も効果的に配分し、最高のパフォーマンスを発揮するための技術のことです。
カンタンに言うと、自分がやることを取捨選択し、そこに全力を注ぐ生き方です。
内向型はマルチタスクを苦手としています。
ですがエッセンシャル思考は物事をすべてシングルタスク化するという考え方です。
そのためには情報選択に時間をかけて慎重に行い、本当に大切なものを選ばなければなりません。
それはむしろ内向型の強みである
・慎重さ
・集中力
・シングルタスク化
これが最大限に発揮できるので、再現性があり、内向型には取り入れやすい考え方なのです。
エッセンシャル思考は凡人でも天才を超えることができる唯一の方法だとさえ言われています。
今回はそのエッセンシャル思考のやり方を詳しく解説していきます。
自分が心からやりたいことを明確化する
「教えて下さい。あなたは何をするですか? その激しくかけがえのない1度きりの人生で」
メアリー・オリバー
自分が本心でやりたいこと、情熱を注ぐことができる事柄をコアパーソナル・プロジェクトと呼びます。
ノートを用意して自分が本当にやりたいことを具体的に書いてみましょう。
例えばやりたいことを3つあげるとする
1.ネットビジネスで成功する
2.家族やペットとの触れ合う
3.勤めている会社での仕事を続ける
だったとします。
こんな感じで優先順位もつけていきます。
それらを達成するためにはどうすればいいのかということも明確化していきましょう。
例えば3番目の仕事に関しては、本当はやりたくないけど仕方なく会社勤めしている場合もあるかと思います。
そういう場合は自分が会社勤めしている理由を明確化します。
例えば僕が会社勤めをしている理由
- 家族や自分の生活費を稼ぐため
- 会社に行くことで色々な経験(人間関係でのトラブルなど)ができ、それがブログ等の文章作成のネタになる
- ここを辞めれば就職活動に追われてブログが書けなくなる
- やめることで給料が下がる可能性もあり、その場合、生活水準を下げないといけなくなる
など、嫌な会社勤めでもやらないければならない理由が明確化できます。
こうやって明確化することで自分が本当にやりたいことが見えてきますので、必要な情報が取捨選択でき、それを行動につなげることができるようになります。
最も少ない努力で最大の成果を出しましょう
例えばテレビゲームが上手な人ってクリアするまでの時間が短かったりします。
これは無駄な寄り道をしてなかったりするからなんですよね。
RPGだとサブクエストやんないよ。とか。
これって情報の取捨選択なんですよね。
目的がクリアすることなら別に省くとこ省いていいじゃん。
その余った時間でボス攻略に時間割けますよね。
他にも有名私立大学の受験とかは当てはまります。
国立大学は全教科まんべんなくやってないと合格はできないんですが、私立だと偏差値の高い大学でも3教科だけで受験できたりします。
なので、自分が得意な科目ばっかりやっていても早稲田大学や慶応大学に合格できちゃうんです。
でも、学校の授業はすべての教科をまんべんなくやらされますよね。
だから、授業を無視するという選択を取ります。
高校一年のときからそれを続けて、得意な3科目ばかりコソコソ勉強していれば頭が悪い人でも早稲田・慶応には合格できると思います。
こういう無駄のない行動を取りましょうということです。
常に自分に問いかけるべき言葉は
「今やっている仕事をもっと頑張ろう」
ではなく、
「今、自分は本当に正しいことに力を注いでいるか?」
なのです。
飲み会を断りましょう
自分が心からやりたいことで成功するためには、普段からいかにノーを増やすかってことが大事です。
内向型が成功するためには個人で訓練することが不可欠だからです。
例えば
1流のバイオリニストと3流のバイオリニストの集団がいます。
この2つの集団のバイオリンの練習時間は同じです。
なぜ同じ練習時間なのに1流と3流の差がついたと思いますか?
勝負を分けたのは個人練習の時間が多いか少ないかだったそうなのです。
1流のバイオリニストは他人と練習しないでひたすら家やスタジオで個人練習をしていたのです。
それに比べ3流のバイオリニストはレッスンを受けたり、誰かと一緒に練習する時間が長かったのです。
これは海外の研究で明らかになったものです。
内向型が自分の能力を最大限に発揮して突き抜けた存在になるのであれば集団でいることを最小限にとどめないといけません。
そのため普段から断るクセをつけましょう。
友人や会社の飲み会、勉強会やセミナーの誘い、思い入れのない友達の結婚式。
行こうか行くまいか悩むこともあると思います。
そういうときに使える基準があります
それは
「やろうかな」ではなく
「絶対やる」と言いきれるかどうかで判断するということです。
絶対だと言い切れないものはすなわちノーだということです。
ぜひ、使ってみてください。
高圧的な上司の言いなりになっていませんか?
とはいっても現実社会で断ることは難しい場合が多いです。
会社の上司からの指示を断るなんて到底できないですよね。
ですが頑張って断りましょう。
ある看護師が、患者が亡くなる寸前にどんなことを話すのか記録し、統計を取ったところ
「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気がほしかった」
と言っていた患者が最も多かったそうです。
つまり、世の中の多くの人が自分の人生を生きることができないまま人生を終えていくそうなのです。
人生に後悔を残さないためにも自分の気持ちに素直に生きるということは大切な考え方だと言えますね。
ここで、断りにくくても断る事ができるようになる方法を一つご紹介します
それは、今自分がやろうとしていることの方が自分にとって優先順位が高く、相手からの誘いや指示が自分にとって優先順位が低いということをしっかり説明することです。
例えば
上司に会社の研修会の予定を示された。
しかし、その日は娘の運動会がある。
その場合、いかに自分が娘の運動会に行きたいかってことを言葉で上司に説明できるかどうかが大事ですよね。
家族とのコミュニケーションが仕事より大事な人の場合はそうしないといけませんよ。ってことです。
今しているメインの仕事が本当にやりたかった仕事ではない場合
「いま自分がやっている会社勤めは、自分が本当にやりたいことではない。だから辞めて独立して自分の好きなことだけやろう!」
そう考える方も多いです。
しかし、それは早急すぎます。一度立ち止まって考えてみましょう。
あるアニメーター志望の方の例をあげると
アニメーター:月収10万円
一般事務員:月収18万円
アニメ会社って基本的には田舎というよりは都会にあることがほとんどだと思います。
よって家賃は高いのに月収が少ないパターンが多いです。
すると、上記の月収例では超貧乏な生活になります。
東京だと風呂トイレなし物件なんてザラにありますのでこの給料ではそういう生活になるでしょう。
しかし、一般事務員だと田舎でもどこにでも職はあります。
ということは18万円である程度人並みの生活ができるかと思われます。
つまり、本当にやりたい仕事がアニメーターだったとしても、人並みの生活がしたいのであれば一般事務員をやりながら副業で漫画を描くほうが有意義な人生になります。
むしろそのほうが自分の表現したいものを一人で直接世に出すことが出来るので、むしろそちらのほうが自己実現しやすいとさえ言えます。
今はアマゾンなんかでもカンタンに自分の手書きの漫画を販売できます。
つまり、コアパーソナルプロジェクトはこういったところまで落とし込んで考えて行かないといけませんので、今の仕事を辞める前にいまいちど熟考してみることをおすすめします。
まとめ
ということで今回は内向型が能力を最大化するために必要なエッセンシャル思考をお伝えしました。
この思考が以下に大事であるかがおわかりいただけたと思います。
参考文献を以下に示していますので、もっと知りたい方はクリックしてみてくださいね
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