パルトグラムの種類とは
- フリードマンタイプ
- フィルボットタイプ
- スチワルツタイプ
以上の3種類に分けられる。
日本ではフリードマンタイプが用いられている。
フリードマンタイプは陣痛周期、陣痛発作時間、子宮頸管開大度、胎児心拍数を縦軸に同列に、分娩経過時間を横軸に記したもの。
分娩の進行とともに、曲線が左下方から右上にあつまる。
また、陣痛周期と発作、児頭下降度、子宮頸管開大度の各曲線が交差するようにしていて、陣痛の強度を把握しやすい。
フリードマン曲線からみた産婦の分娩経過
初産婦では潜伏期が11時間と長く、最大傾斜期は子宮頸管開大4cmより開始する。
経産婦では、潜伏期が約5~6時間ほどであり、最大傾斜期は子宮頸管開大3cmから開始する。
フリードマン曲線からみた正常分娩経過の逸脱。
減速期型遷延
子宮頸管開大が9cm以上になると減速期に入る。
初産婦で3時間以上、
経産婦で1時間以上になったケース
分娩停止
有効陣痛が2時間以上続いても子宮頸管開大、児頭の下降が見られないパターン
続発性頸管開大停止
活動期に子宮頸管開大が少なくとも2時間以上停止したケース
潜伏期遷延
子宮頸管開大が2cm程度開大の時期に、
初産婦で20時間以上、経産婦で14時間以上遷延したパターン