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下痢症状の看護計画まとめ

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看護問題

下痢がある

看護目標

長期目標

有形便となり、患者が排便状況に満足する

短期目標

排便回数が減る

看護実践

O-P(Observational Plan )

1.排便回数・便性状(色、量、硬さ、混入物、臭い)
2.腹部症状・腹鳴亢進の有無
3.食事摂取量・食形態・水分摂取量
4.脱力感・倦怠感・活気の有無
5.脱水症状の有無(皮膚・粘膜の乾燥・口渇・尿量・尿回数・尿性状など)
6.肛門周囲の皮膚の状態・肛門部痛の有無
7.下痢の原因と誘引の有無(食物、内服薬、精神的ストレス、寒冷)
8.不安、ストレスの有無
9.睡眠状況
10.検査データ(BUN、尿比重、K、Na、TP、Alb)
(脱水;BUN:15mg/dl以上、ケトン体陽性、尿比重1.025以上
 低K血症;K:2.0mEq/l以下、低Na血症:Na:135mEq/l以下
 低栄養状態;血漿蛋白6.0g/dl以下、アルブミン2.5g/dl以下)

T-P(Therapeutic Plan )

1.水分出納の管理・点滴管理
2.肛門部の清潔を保つ
3.腹部を保温(必要時、湯たんぽや使い捨てカイロ、電気毛布を使用)し、
  冷感刺激を避ける
4.食形態の工夫をする(食物繊維の少ない食品の摂取)
5.排泄物を処理する時は、スタンダードプリコーションを遵守する
6.排泄の際の消音、換気、カーテンを用いてプライバシーを確保する

E-P(Educational Plan )

1.腹部症状や下痢便が悪化した時は知らせて下さい
2.感染対策について説明します

下痢からの身体症状と援助

倦怠感
頻回の排便・脱力感によって軽度の疲労を感じたり,低栄養状態で体力が低下していたりすることによる。

食欲の低下
下痢は、空腹中枢の働きを抑制し、食欲を低下させる。また、下痢に伴うさまざまな苦痛によって食欲が低下し、食事摂取量が減少する。

脱水
下痢では、塩分を含んだ消化液が大量に体外に排出され、水。電解質のバランスが崩れるので、多彩な症状があらわれる。
ことに高齢者の場合、水の代謝調節能力が低く、体液の絶対量が少ないため、容易に脱水を起こしやすい。脱水は倦怠感など、さまざまな症状を引き起こす。

精神的ストレス
下痢では、便意が頻回に生じるうえに、いつ便意が生じるかわからない不安が生じる。また、水分や食物を摂取することに不安・恐怖感が生じる。そのため、食欲不振となり欲求不満が高まる。
不安や恐怖、心理的動揺、欲求不満などの精神的ストレスは、自律神経のバランスを崩し、腸管の運動を亢進させ、下痢を増強する

腹痛
下痢の原因となる腸の痙攣・収縮や過伸展、炎症などは副交感神経や交感神経を介して大脳皮質に伝えられ、痛みが生じる。
腸管には知覚神経は分布していないが、腹膜や腸間膜などに分布している知覚神経が刺激されると痛みを感覚する。

睡眠障害
頻回な便意の発生や、不安は睡眠を障害する。睡眠障害は、痛みが加わるといっそう増強され、精神状態はより不安定となる。

体力の低下
下痢は、便の移送や水分の分泌。再吸収の亢進や、頻回な排便行為などによって、エネルギー消費量が増加する一方で、食欲不振による食事摂取量の減少によって体力が低下する。

肛門周囲の皮膚障害
下痢便には、塩類や消化液、腸内の常在細菌など皮膚を脆弱化させる物質が多く含まれている。便によって肛門周囲の皮膚が汚染されると、発赤や湿疹、びらんなどが容易に生じる。
これらは不快感とかゆみをまねき、掻破すると感染の危険性も高くなる。
また、頻回な排便は肛門部に痛みを生じさせる。

プラン 
参考ファイル(症状援助の根拠と観察のポイント(その援助がなぜ、症状緩和につながるのか))

温罨法を活用する 
腹部が冷えると腸管を刺激して,腸蠕動を亢進させてしまう。温熱は鎮静作用があるほか,腹部を温めることによって消化管の循環血液量を増加させ,消化吸収を促す効果も期待できる。温熱刺激は、交感神経に働きかけて腸管の運動を抑制するので下痢を抑えるのに有効である。
温湿布やカイロなどによって腹部に温熱刺激を与えるのもよい。また入浴によって全身的に温めるとよい。

腹部への圧迫を避ける
腹部を圧迫することは、腸管を機械的に刺激し、腸管の運動を亢進させるので避ける。
たとえば、腹痛を緩和しようとして腹部を強くマッサージしたり、あるいは保温のための腹帯を強く巻きすぎたり、便を出そうと下腹部を強く押したりしないように指導する。

安静
体動により腸管の蠕動運動も亢進するため、腸蠕動の鎮静を図るために安静を保つことが大切になる。
心身を安静にする
不安・恐怖などのストレスを除去する。
頻回の下痢によって体力を消耗している患者は,床上排泄やポータブルトイレの使用となることがある。その場合には,他の患者や看護婦への遠慮がかえってストレスを増強してしまうことがある。そのため、排泄には換気(消臭),カーテンを用いてプライバシーを確保するなど工夫していく必要がある。
→精神的ストレスは自律神経失調となり副交感神経を刺激し腸蠕動を亢進させてしまう。

寒冷刺激を避ける
寒冷刺激は、皮膚の知覚神経を刺激し、反射的に副交感神経を興奮させて腸管の運動を亢進させ下痢を激しくさせる。そのため、エアコンなどの風が直接身体に当たらないように配慮する。
夜間睡眠中の腹部の露出に対しては、腹巻や腹帯をして冷やさないように注意する。

肛門とその周囲の清潔を維持する
胃腸からの分泌液を多量に含む便は、肛門周囲の皮膚を汚染・湿潤させて湿疹やびらんを発生させ、かゆみを引き起こす。
したがって、排便後には、洗浄器や温湯を用いて肛門部とその周囲を洗浄する。

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