ヘンダーソン14項目のアセスメントの書き方【あらゆる排泄経路から排泄する編】
S情報
- 排泄行為の援助に対する欲求・希望
- 排泄行為に対する受けとめ方(羞恥心,医療者への気兼ねなど)
- 情緒的なストレスの訴え
- 現在の気分
- 不安言動
- 今までの排泄の習慣
- 排ガスの有無
- 排便、排尿時の不快感
- 残尿感
- 排尿時痛の有無
O情報
- 排泄行為に対する満足感
- 快適の有無
- 通常の排便習慣とその変化
- 便秘の有無
- 年齢
- 排泄方法
- 場所(オムツ・便器・尿器・ポータブルトイレなど)
- 排泄の自立度
- 排泄動作
- 姿勢体位
- 排便状態の変化
- 排便時の痛みの有無
- 血液など混入物の有無
- 便の性状:量、色、硬さ、回数、臭い
- 腸蠕動音の有無
- 尿の性状:1回尿量、24時間尿、色、臭い、回数
- 通常の排尿習慣とその変化:排尿困難の有無,程度
- 飲水量
- 食事摂取内容・量
分析の視点
- 排泄が自力で苦痛なく行われているかを判断し影響因子をみる
- 身体的・精神的な影響か
- 加齢に伴う腎機能や直腸の蠕動運動の低下
- ストレス等による精神的緊張による排泄状態の変化(下痢,便秘の誘発)
- 環境的な影響か
- 入院等による環境や生活リズムの変化による影響
- 排泄設備や排泄時の環境面での影響(プライバシーの保護や介助方法の不適切さの有無など)
- 正常な排泄を障害する因子を判断する
- 疾病、治療に伴う影響か
- 手術、化学療法、薬物療法の副作用、ターミナルステージや急性増悪などによる腎機能障害の影響
- 排泄機能の障害の程度を判断する
- 排泄物の性状や検査データ等から排泄機能を判断する
- IN/OUT のバランス等から水分排泄機能の障害の有無を判断する
統合の視点
ニードの未充足を来している原因および結果を体力・意思力・知識の不足の視点から,各基本的看護の構成要素間の関連性をみながら探求する
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