みなさん、こんにちは!今日は、看護の世界でとっても有名な「オレムのセルフケア理論」について、超分かりやすく説明していきます。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、大丈夫!サルでも分かるくらい簡単に解説しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
オレムさんって誰?セルフケア理論って何?
まず、オレムさんについて簡単に紹介しますね。
ドロセア・E・オレムさんという人が考えた理論なんです。この人は看護の世界ですごく有名な人で、彼女が考えた「セルフケア理論」は、今でも多くの看護師さんたちが使っているんですよ。
じゃあ、セルフケア理論って何なのか?簡単に言うと、「患者さんが自分で自分の健康を管理できるようにサポートする」という考え方です。つまり、看護師さんが全部やっちゃうんじゃなくて、患者さんが自分でできることは自分でやれるように手伝うってことなんです。
オレムさんの理論の3つの大切なポイント
オレムさんの理論には、3つの大切なポイントがあります。覚えやすいように、例え話を交えて説明しますね。
- セルフケア:
これは、患者さんが自分で健康を守るためにすることです。例えば、毎日歯を磨いたり、バランスの良い食事を食べたり、規則正しい生活をすることなどです。つまり、自分の体を大切にするための日々の行動ですね。 - セルフケアの不足:
これは、患者さんが自分で健康を守ることができない状態のことです。例えば、腕を骨折して自分で服が着られない場合や、認知症で薬の管理ができなくなった場合などです。つまり、自分一人では十分に体の世話ができない状況のことですね。 - 看護システム:
これは、看護師さんが患者さんをサポートする方法のことです。例えるなら、患者さんが自転車に乗れるようになるまでの過程みたいなものです。最初は看護師さんが全部支えて(完全補助システム)、少しずつ患者さんができることを増やしていき(部分補助システム)、最後は自分で乗れるように教えたりアドバイスしたりする(教育・支援システム)という感じです。
オレムさんの理論を使って看護をするには?
それでは、この理論を使って実際に看護をするときのポイントを、4つ紹介します。
- 患者さんの「できること」「できないこと」を見極める:
まずは、患者さんが自分で何ができて、何ができないのかをしっかり観察します。例えば、食事は自分で食べられるけど、お風呂は一人では入れないとか。こういうことを細かく見ていくんです。 - 看護計画を立てる:
観察した結果をもとに、どうやって患者さんをサポートするか計画を立てます。例えば、「今週中に一人でシャツを着られるようになる」とか「来月までに自分で薬が飲めるようになる」といった具体的な目標を決めるんです。 - 実際にサポートする:
計画に沿って、患者さんをサポートします。例えば、シャツの着方を一緒に練習したり、薬の飲み方を教えたりします。でも、ただ教えるだけじゃなくて、患者さんが自信を持てるように励ましたり、できたときには褒めたりすることも大切です。 - どれくらい上手になったか確認する:
定期的に、患者さんがどれくらい自分でできるようになったかを確認します。もし思ったように上手くいかなければ、計画を見直したり、別の方法を試したりします。「継続は力なり」で、あきらめずに続けることが大切です。
まとめ
オレムさんのセルフケア理論は、簡単に言えば「患者さんが自分で自分の健康を守れるようにサポートする」という考え方です。看護師さんは、患者さんの「できること」を増やしていくお手伝いをするんです。
この理論を使うと、患者さんの自立心を高められるし、看護の質も上がります。でも、一番大切なのは、患者さんに寄り添い、その人に合った方法で少しずつサポートしていくことです。
看護師さんや看護学生のみなさん、この理論を使って、もっと素晴らしい看護ができるようになってくださいね。患者さんの笑顔のために、一緒に頑張りましょう!
最後に、覚えておいてほしいことがあります。オレムさんの理論は素晴らしいけど、これが全てじゃありません。患者さん一人一人に合わせて、柔軟に対応することが大切です。時には他の理論と組み合わせたり、自分なりのアレンジを加えたりしてもいいんです。
みなさんならきっと、患者さんにぴったりの看護ができると信じています。これからも勉強を頑張って、素敵な看護師さんになってくださいね。応援しています!