はじめに
看護実習中、患者さんの活動・運動パターンを把握することは非常に重要です。今回は、ゴードンの11項目の中から「活動-運動パターン」に関する質問例をまとめました。この質問集を活用して、効率的に情報を収集し、患者さんの活動能力をサポートしましょう。
活動-運動パターンにおける質問例
個人の情報収集項目
基本的運動能力
- 日常生活の中で動悸を感じることはありますか?どの程度ですか?
- 呼吸が苦しくなることはありますか?また、それはどのような状況で起こりますか?
- 手足のしびれやふらつきを感じることはありますか?
日常生活の活動能力
- 普段の生活で、どのような活動を行っていますか?
- 食事や入浴、排泄行動、ベッド上での移動、更衣、整容について、自分でどの程度行えますか?
- 日常の動作や家事(調理、買い物など)について、どのように行っていますか?
余暇活動
- 普段、どのような運動をしていますか?その種類や量について教えてください。
- 余暇の時間をどのように過ごしていますか?誰と一緒に過ごすことが多いですか?
家族の情報収集項目
家族の活動状況
- 家族の生活パターンについて教えてください。
- 家族の余暇活動はどのようなものですか?
- 家族があなたの活動をどの程度支援していますか?
- 家族内で活動に対する協力体制はどのようになっていますか?
まとめ
この質問集を活用して、患者さんの活動・運動パターンに関する情報を的確に収集し、看護実習をスムーズに進めましょう。質問を通じて得られた情報は、患者さんの活動能力をサポートするための貴重なデータとなります。実習を通して、患者さんとの信頼関係を築き、より良い看護を提供できるよう心がけましょう。