はじめに
看護実習中、患者さんの自己知覚や自己概念を把握することは非常に重要です。今回は、ゴードンの11項目の中から「自己知覚-自己概念パターン」に関する質問例をまとめました。この質問集を活用して、効率的に情報を収集し、患者さんの自己理解をサポートしましょう。
自己知覚-自己概念パターンにおける質問例
個人の情報収集項目
感情状態
- 病気になる前の自分の思いや感情について教えてください。
- 現在、病気や治療に対してどのように感じていますか?
- 今後のことについて、どのように思っていますか?
- 怒りや絶望感を感じることはありますか?
- 自分についてどの程度満足していますか?
能力と自己尊重の知覚
- 自分の長所と短所について教えてください。
- 自分自身のことをどう思っていますか?
- 病気や身体の変化により、できることが変わったと感じますか?それについてどう感じていますか?
- ご家族は、あなたの病気や身体の変化についてどのように考えていますか?
ボディイメージ
- 自分の容姿や外見について、どのように感じていますか?
- 病気によって、自分の容姿や外見についての認識に変化はありましたか?
- 自分の容姿や外見をどのように変えたいと思っていますか?
アイデンティティ(自己同一性)
- 自分の性格について教えてください。
- ご家族は、あなたの性格についてどのように思っていますか?
- 理想的な自分はどのような人物ですか?
- 病気や身体の変化について、どのように感じていますか?
家族の情報収集項目
家族のイメージ、地域における自分たち家族の地位、生活の知覚と概念
- 地域の中で、家族がどのような役割を持っているか教えてください。
- ご家族が考える理想的な家族像について教えてください。
- 現在の家族の状況について、どのように感じていますか?
まとめ
この質問集を活用して、患者さんの自己知覚や自己概念に関する情報を的確に収集し、看護実習をスムーズに進めましょう。質問を通じて得られた情報は、患者さんの自己理解をサポートするための貴重なデータとなります。実習を通して、患者さんとの信頼関係を築き、より良い看護を提供できるよう心がけましょう。







