はじめに
看護実習中、患者さんの飲食状態を把握することは非常に重要です。今回は、ヘンダーソンの14項目の中から「適切に飲食する」に関する質問例をまとめました。この質問集を活用して、効率的に情報を収集し、患者さんの栄養管理をサポートしましょう。
適切に飲食するにおける質問例
自宅/療養環境での食事摂取量と摂取方法
- 普段の食事の量や内容について教えてください。
- 水分摂取量はどのくらいですか?
- 食事はどのように摂っていますか?(例:自分で調理、自分で食べる)
嗜好品とアレルギー
- 好きな食べ物や飲み物は何ですか?
- 食べ物や飲み物にアレルギーがありますか?
身長、体重、BMI
- 現在の身長と体重を教えてください。
- 最近、体重に変動がありましたか?
- BMIを知っている場合、教えてください。
必要栄養量と身体活動レベル
- 普段の食事で、必要な栄養が摂れていると感じますか?
- 日常の身体活動レベルについて教えてください。
食欲と嚥下機能
- 最近、食欲に変化はありますか?
- 食べ物を飲み込むのが難しいと感じることはありますか?
口腔内の状態
- 口の中に問題や痛みがありますか?
- 口腔ケアをどのように行っていますか?
嘔吐と吐気
- 最近、嘔吐や吐き気を感じることがありますか?その頻度はどのくらいですか?
血液データ
- 最近の血液検査の結果を教えてください。(例:TP(総タンパク)、Alb(アルブミン)、Hb(ヘモグロビン)、TG(トリグリセリド))
まとめ
この質問集を活用して、患者さんの飲食状態に関する情報を的確に収集し、看護実習をスムーズに進めましょう。質問を通じて得られた情報は、患者さんの栄養管理をサポートするための貴重なデータとなります。実習を通して、患者さんとの信頼関係を築き、より良い看護を提供できるよう心がけましょう。







