はじめに
看護実習中、患者さんの排泄状態を把握することは非常に重要です。今回は、ヘンダーソンの14項目の中から「あらゆる排泄経路から排泄する」に関する質問例をまとめました。この質問集を活用して、効率的に情報を収集し、患者さんの排泄管理をサポートしましょう。
あらゆる排泄経路から排泄するにおける質問例
排泄回数、性状、量
- 普段の排尿回数と排便回数について教えてください。
- 尿や便の性状(色、形、硬さ)について気になる点はありますか?
- 一回の排尿や排便の量はどのくらいですか?
尿意、便意
- 排尿や排便の前に尿意や便意を感じますか?
- 尿意や便意を感じにくいことがありますか?
発汗
- 最近、発汗の量や頻度に変化はありますか?
in-outバランス
- 一日の飲水量と排尿量について教えてください。
- 食事や水分摂取のバランスについて気になる点はありますか?
麻痺の有無
- 麻痺がある場合、その影響で排泄が困難になることがありますか?
腹部膨満、腸蠕動音
- 腹部の膨満感を感じることがありますか?
- 腸蠕動音に変化を感じることがありますか?
血液データ
- 最近の血液検査の結果を教えてください。(例:BUN(血中尿素窒素)、Cr(クレアチニン)、GFR(糸球体濾過率))
まとめ
この質問集を活用して、患者さんの排泄状態に関する情報を的確に収集し、看護実習をスムーズに進めましょう。質問を通じて得られた情報は、患者さんの排泄管理をサポートするための貴重なデータとなります。実習を通して、患者さんとの信頼関係を築き、より良い看護を提供できるよう心がけましょう。