はじめに
看護実習中、患者さんの身体の動きや姿勢保持の状態を把握することは非常に重要です。今回は、ヘンダーソンの14項目の中から「身体の位置を動かし、またよい姿勢を保持する」に関する質問例をまとめました。この質問集を活用して、効率的に情報を収集し、患者さんの運動機能をサポートしましょう。
身体の位置を動かし、またよい姿勢を保持するにおける質問例
ADL(Activities of Daily Living)
- 日常生活の中で、どの程度自立して行動できますか?
- 食事や着替え、入浴などの日常動作について教えてください。
麻痺、骨折の有無
- 現在、麻痺がありますか?
- 最近、骨折したことがありますか?
安静度
- 現在の安静度について教えてください。どの程度動くことが許可されていますか?
MMT(Manual Muscle Testing)
- 筋力テストを受けたことがありますか?その結果について教えてください。
ドレーン、点滴の有無
- 現在、ドレーンや点滴を使用していますか?
生活習慣
- 普段の生活習慣について教えてください。特に運動や体を動かすことについて知りたいです。
認知機能
- 自分の動作や行動について、意識的に管理できていますか?
- 最近、記憶力や判断力に変化を感じることがありますか?
呼吸機能
- 呼吸が苦しいと感じることがありますか?運動時に息切れを感じることはありますか?
まとめ
この質問集を活用して、患者さんの身体の動きや姿勢保持に関する情報を的確に収集し、看護実習をスムーズに進めましょう。質問を通じて得られた情報は、患者さんの運動機能をサポートするための貴重なデータとなります。実習を通して、患者さんとの信頼関係を築き、より良い看護を提供できるよう心がけましょう。