はじめに
看護実習中、患者さんの衣類の選択と着脱の状態を把握することは非常に重要です。今回は、ヘンダーソンの14項目の中から「適切な衣類を選び、着脱する」に関する質問例をまとめました。この質問集を活用して、効率的に情報を収集し、患者さんの自立支援をサポートしましょう。
適切な衣類を選び、着脱するにおける質問例
ADL(Activities of Daily Living)
- 日常生活の中で、衣類の着脱に困難を感じていますか?
- 衣類の選択や着脱を自分で行えていますか?
運動機能
- 衣類を着たり脱いだりする際に、体の動きに問題を感じることがありますか?
認知機能
- 衣類の選択や着脱に関して、判断に困ることはありますか?
傷害の有無
- 現在、怪我や傷があり、衣類の着脱に支障をきたすことがありますか?
麻痺の有無
- 麻痺がある場合、その影響で衣類の着脱が困難になることがありますか?
活動意欲
- 衣類の選択や着脱に対して、どの程度意欲を感じますか?
点滴、ルート類の有無
- 現在、点滴やルートが装着されていますか?それによって衣類の着脱が難しいと感じることはありますか?
発熱
- 発熱があり、衣類の選択や着脱が難しいと感じることはありますか?
吐気
- 吐気があり、衣類の着脱が困難になることがありますか?
倦怠感
- 倦怠感を感じることが多いですか?そのために衣類の選択や着脱が難しくなることがありますか?
まとめ
この質問集を活用して、患者さんの衣類の選択と着脱に関する情報を的確に収集し、看護実習をスムーズに進めましょう。質問を通じて得られた情報は、患者さんの自立支援をサポートするための貴重なデータとなります。実習を通して、患者さんとの信頼関係を築き、より良い看護を提供できるよう心がけましょう。