はじめに
看護実習中、患者さんの体温調節状態を把握することは非常に重要です。今回は、ヘンダーソンの14項目の中から「体温を生理的範囲内に維持する」に関する質問例をまとめました。この質問集を活用して、効率的に情報を収集し、患者さんの体温管理をサポートしましょう。
体温を生理的範囲内に維持するにおける質問例
バイタルサイン
- 最近の体温を教えてください。体温の変動はありますか?
- 最近の血圧や脈拍の測定結果を教えてください。
療養環境の温度、湿度、空調状況
- 療養環境の温度や湿度について、どのように感じていますか?
- 療養環境の空調状況(エアコン、ヒーターなど)について教えてください。快適に感じていますか?
発熱の有無
- 最近、発熱がありましたか?その頻度や程度について教えてください。
感染症の有無
- 現在、感染症にかかっている、または感染症の疑いがありますか?
ADL(Activities of Daily Living)
- 日常生活での活動状況について教えてください。特に体温調節に関連する活動について知りたいです。
血液データ
- 最近の血液検査の結果を教えてください。(例:WBC(白血球数)、CRP(C反応性蛋白))
まとめ
この質問集を活用して、患者さんの体温調節状態に関する情報を的確に収集し、看護実習をスムーズに進めましょう。質問を通じて得られた情報は、患者さんの体温管理をサポートするための貴重なデータとなります。実習を通して、患者さんとの信頼関係を築き、より良い看護を提供できるよう心がけましょう。