はじめに
看護実習中、患者さんとのコミュニケーションを円滑にするために、患者さんのコミュニケーション能力や状態を把握することは非常に重要です。今回は、ヘンダーソンの14項目の中から「コミュニケーション」に関する質問例をまとめました。この質問集を活用して、効率的に情報を収集し、患者さんとの良好なコミュニケーションをサポートしましょう。
コミュニケーションにおける質問例
表情と言動
- 最近、自分の表情や言動に変化を感じることがありますか?
- 他の人との会話の中で、何か気になる点や困ったことはありますか?
性格
- ご自身の性格についてどのように思いますか?
- 他の人からどのように見られていると感じますか?
家族/医療者との関係性
- 家族や医療者との関係について、どのように感じていますか?
- 何か改善したい点や気になることはありますか?
言語障害の有無
- 言葉が出にくい、話しにくいと感じることがありますか?
視力と聴力
- 最近、視力に問題を感じることがありますか?
- 最近、聴力に問題を感じることがありますか?
メガネ、補聴器等の有無
- メガネや補聴器を使用していますか?その使用状況について教えてください。
認知機能
- 記憶力や判断力に変化を感じることがありますか?
バイタルサイン
- 最近の脈拍数や呼吸数について教えてください。
面会者の来訪の有無
- 最近、面会者が来ることがありますか?その頻度について教えてください。
まとめ
この質問集を活用して、患者さんのコミュニケーション能力や状態に関する情報を的確に収集し、看護実習をスムーズに進めましょう。質問を通じて得られた情報は、患者さんとの良好なコミュニケーションをサポートするための貴重なデータとなります。実習を通して、患者さんとの信頼関係を築き、より良い看護を提供できるよう心がけましょう。