はじめに
看護実習中、患者さんの発達段階や学習意欲、治療方法の理解を把握することは非常に重要です。今回は、ヘンダーソンの14項目の中から「“正常”な発達および健康を導くような学習をし、発見をし、あるいは好奇心を満足させる」に関する質問例をまとめました。この質問集を活用して、効率的に情報を収集し、患者さんの学習支援をサポートしましょう。
“正常”な発達および健康を導くような学習をし、発見をし、あるいは好奇心を満足させるにおける質問例
発達段階
- 現在の発達段階(年齢、発達段階に応じた特徴)について教えてください。
- 現在の発達段階において、特に重要だと感じることは何ですか?
疾患と治療方法の理解
- 現在の病気や疾患について、どの程度理解していますか?
- 受けている治療方法について、どのように感じていますか?治療の目的や効果について理解していますか?
学習意欲
- 新しいことを学ぶことに対して、どの程度意欲を感じますか?
- 学習や発見を通じて、どのようなことを達成したいと思っていますか?
認知機能
- 認知機能に問題があると感じることはありますか?学習に影響がある場合、その具体的な問題について教えてください。
学習機会への家族の参加度合い
- 学習や治療について、家族がどの程度参加していますか?
- 家族の支援や協力がどのように役立っていると感じますか?
- 家族とのコミュニケーションについて、学習や治療に関して何か改善したい点はありますか?
まとめ
この質問集を活用して、患者さんの発達段階や学習意欲、治療方法の理解に関する情報を的確に収集し、看護実習をスムーズに進めましょう。質問を通じて得られた情報は、患者さんの学習支援や発達支援に役立つ貴重なデータとなります。実習を通して、患者さんとの信頼関係を築き、より良い看護を提供できるよう心がけましょう。