腹部打診の基本と実践
看護学生の皆さん、腹部打診のやり方についての理解を深めるために重要なポイントをお伝えします。正確な打診は患者の状態を把握するために欠かせない技術です。
- 患者さんへの説明と準備
- 患者さんに打診の目的・方法を説明し、同意を得る。
- 手を温めておく。
- 患者さんに仰臥位になってもらう。
- 上肢を身体の横におき、膝を軽く曲げて腹部の力を抜いてもらう。
- 打診の手順
- 剣状突起から恥骨結合までを十分に露出してもらう。
- 問診などであらかじめ患者さんが痛みを感じている場所がないか把握しておきましょう。
- 打診では鼓音と濁音が聞かれ、以下のようなことが推測されます。
- 鼓音: ガスを含んだ消化管が腹壁近くに位置しているため。
- 濁音: 便が貯留した腸管、肝臓などの実質臓器、尿が充満している膀胱、腫瘤、腹水など。
- 観察ポイント
- 患者さんの表情を見ながら腹部の4区分あるいは9区分を打診し、鼓音と濁音を聞き分ける。
- 仰臥位で臍周辺に鼓音、側部に濁音を呈する場合は腹水の可能性があります。
- 打診により疼痛を生じる場合は、腹腔内に炎症がある可能性があります。
- 打診の結果を評価・記録する。
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