1. 呼吸困難って何?
呼吸困難とは、息をするのが難しくなる状態のことです。子どもが呼吸困難になると、すぐに対処が必要です。
2. 子どもが呼吸困難になったらどうする?
急性期(急に悪くなった時)
- 呼吸の状態を観察して、必要ならすぐに治療を受ける。
- 呼吸を楽にする治療や処置をして、子どもの痛みや不安を軽減する。
慢性期(長く続く場合)
- 呼吸のリハビリや吸入療法などを継続的に行う。
- 子どもと家族が自分でケアできるようにサポートする。
3. 安静にする方法
- 子どもが楽に呼吸できる姿勢をとる。たとえば、ファウラー位や腹臥位など。
- 服装はゆったりとしたものを選び、胸が圧迫されないようにする。
- 過度に安静にしすぎないように注意。適度な運動も必要です。
4. 環境の調整
- 室温は18〜20℃、湿度は60〜80%に保つ。
- 面会する人は感染のリスクがない人に限る。
- 加湿器はこまめに清掃して、清潔に保つ。
5. 吸入療法と吸引のポイント
- 吸入の目的や方法を子どもにわかりやすく説明する。
- 吸入を怖がる場合は、遊びを取り入れて気を紛らわせる。
- 吸引は必要な場合に行い、子どもの協力を得られるようにする。
6. 酸素療法の注意点
- 子どもに合ったマスクや経鼻カニューレを選ぶ。
- 酸素の過剰投与に注意し、CO2ナルコーシスに気をつける。
7. 緊急時の対処
- 子どもが呼吸困難から呼吸不全になる前に、早急に対処する。
- 必要な物品や薬を常に準備しておく。
8. 家族のサポート
- 家族が理解しやすいように、子どもの状態や治療について十分に説明する。
- 家族が不安を感じないように、しっかりとサポートする。
9. 退院指導と日常生活のアドバイス
- 退院後も呼吸を楽にする方法やリハビリを継続する。
- 呼吸困難が再発した時の対処法を説明する。
- 家族がケアに自信を持てるように、必要な知識や技術を教える。
まとめ
子どもの呼吸困難に対処するためには、日々のケアとサポートが重要です。家族と一緒に、子どもの健康を守りましょう。