おかげ様で依頼件数 800 件突破!看護の課題に頭を悩ませていませんか?安心のサポートをご提供します。
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お客様からの

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看護師のための周手術期看護リスクマネジメント完全ガイド ~事故を防ぐ5つのポイント~

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はじめに

手術に関わる看護は、患者さんの命を預かる大切な仕事です。毎日たくさんの業務をこなす中で、ついうっかりミスをしてしまうこともあるかもしれません。でも、小さなミスが大きな事故につながることもあります。この記事では、手術に関わる看護師さんや、これから手術室で働く看護学生さんに向けて、事故を防ぐための具体的な方法を、分かりやすく説明していきます。

転倒・転落事故を防ごう

手術後の患者さんが転んでしまうのは、とてもよくある事故です。特に注意が必要なのは、手術後に初めて歩く時です。麻酔の影響でふらつきやすかったり、点滴や尿道カテーテルなどのチューブ類が動きを制限したりするため、普段よりも転びやすい状態にあります。

転倒を防ぐために、まず大切なのは患者さんの状態をよく観察することです。例えば、麻酔から十分に覚めているか、血圧は安定しているか、痛みは強くないかなどをチェックします。「まだ少しめまいがします」「足に力が入りにくい感じがします」といった患者さんの訴えにもしっかりと耳を傾けましょう。

また、病室の環境整備も重要です。ベッドの周りに不要な物を置かない、床が濡れていないか確認する、夜間は適度な明るさを保つなど、細かな配慮が必要です。転倒のリスクが高い患者さんには、ベッド柵を上げることや、ナースコールを手の届く位置に置くことも忘れずに行いましょう。

患者誤認を絶対に防ごう

手術を受ける患者さんを間違えてしまうのは、あってはならない重大な事故です。患者さんの確認は、必ずフルネームで行い、患者さん自身に名乗ってもらうことが基本です。リストバンドの確認も忘れずに行いましょう。

特に注意が必要なのは、以下のような場面です。まず、病棟から手術室への申し送り時です。患者さんの名前、予定されている手術の内容、手術する部位などを、カルテと照らし合わせながら確認します。

針刺し事故から自分を守ろう

手術に関わる看護師にとって、針刺し事故は最も身近な危険の一つです。一度の針刺し事故で、肝炎やHIVなどの深刻な感染症にかかるリスクがあるため、予防には特に気を付ける必要があります。

針刺し事故を防ぐための基本は、使用した針を絶対に素手で扱わないことです。必ず手袋を着用し、専用の針捨て容器にまっすぐ入れましょう。「あとで捨てよう」と思って作業台に置いたり、ポケットに入れたりするのは絶対にやめましょう。

また、特に気をつけたいのが「リキャップ」です。これは使用した針に元のキャップをはめ直すことですが、この作業中に指を刺してしまうことが多いため、原則として禁止されています。「ちょっとくらいなら大丈夫」と思わず、必ずルールを守りましょう。

もし万が一、針刺し事故が起きてしまった場合は、すぐに以下の対応を取ります。まず、傷口を流水でよく洗い、消毒を行います。そして、速やかに上司に報告し、感染管理室に連絡します。事故の状況を正確に記録することも忘れずに行いましょう。

感染を防いで安全な手術を実現しよう

手術部位の感染は、患者さんの回復を大きく遅らせる原因となります。手術に関わる看護師は、感染予防の要として重要な役割を担っています。

まず基本となるのが、標準予防策(スタンダードプリコーション)の徹底です。手洗いや手指消毒はもちろん、マスク、手袋、ガウンなどの防護具を適切に使用します。特に手術室に入る時は、帽子やマスクの着用を確実に行い、髪の毛が露出しないように注意します。

手術室の環境管理も重要です。手術室の温度や湿度を適切に保ち、扉の開閉は必要最小限にとどめます。また、手術に使用する器具の滅菌状態を確認することも、感染予防の重要なポイントです。

患者さんの不安を取り除こう

手術を受ける患者さんは、誰でも不安を感じています。この不安をしっかりと受け止め、安心感を与えることも、リスクマネジメントの重要な一部です。不安が強いと、血圧が上がったり、不眠になったりして、手術に悪影響を与える可能性があるからです。

患者さんとの良好なコミュニケーションを築こう

手術前の患者さんとの関わりでは、医療者側の説明不足や態度が、患者さんの不信感につながることがあります。分かりやすい言葉で丁寧に説明し、患者さんの質問にはしっかりと答えることが大切です。

例えば、手術前の説明では「術前」「抗凝固薬」といった医療用語をできるだけ避け、「手術の前」「血液をサラサラにする薬」といった分かりやすい言葉を使いましょう。また、説明をした後は「今の説明で分からないことはありませんか?」と必ず確認します。

手術後も患者さんの不安は続きます。「痛みはありませんか?」「体の位置を変えましょうか?」など、こまめに声をかけることで、患者さんは安心感を得ることができます。些細な変化でも、患者さんから相談されやすい関係を作ることが、事故防止につながります。

チーム全体でリスク管理をしよう

手術に関わる事故を防ぐには、一人一人の努力も大切ですが、チーム全体で取り組むことがさらに重要です。定期的なカンファレンスやミーティングを通じて、リスクに関する情報を共有しましょう。

例えば、ヒヤリハット事例の報告と共有は、事故防止に大きな役割を果たします。「点滴の確認を急いでいて、患者さんの名前を見間違えそうになった」「手術後の移動時に、患者さんがふらつきそうになった」といった経験を共有することで、同じようなミスを防ぐことができます。

また、新しい医療機器や手順が導入された時は、チーム全体で学習会を開くことも有効です。分からないことはその場で質問し、全員が安全に使用できるようになってから実践することが大切です。

まとめ~より安全な周手術期看護を目指して~

周手術期看護におけるリスクマネジメントは、決して難しいものではありません。基本的なルールを守り、常に患者さんの安全を第一に考えて行動することが大切です。

新人看護師さんや看護学生さんは、最初は覚えることが多くて大変かもしれません。しかし、この記事で紹介したポイントを一つずつ実践していくことで、安全な看護を提供できるようになります。

また、分からないことがあれば、必ず先輩看護師に相談しましょう。「これくらいなら大丈夫だろう」と思って自己判断せず、少しでも不安があれば確認する習慣をつけることが、事故防止の基本です。

私たち看護師は、患者さんの命と安全を預かる重要な仕事をしています。これからも患者さんが安心して手術を受けられるよう、日々の看護実践の中でリスク管理を意識していきましょう。

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