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周手術期看護の基本マニュアル ~患者さんの権利と私たち看護師の大切な役割~

この記事は約6分で読めます。
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はじめに

手術を受ける患者さんにとって、私たち看護師の存在は、とても重要です。この記事では、手術に関わる看護師さんや、これから手術室で働く看護学生さんに向けて、患者さんの権利を守りながら、どのように看護を提供していけば良いのかについて、できるだけ分かりやすく説明していきます。

患者さんの大切な「知る権利」とは

患者さんには、自分の体の状態や治療について知る権利があります。これを「知る権利」と呼びます。医療者は、患者さんが理解できるように、分かりやすく説明する義務があるのです。

例えば、手術前には以下のようなことを説明します。手術の目的や方法、手術にかかる時間、予想される痛みの程度、手術後の経過など、患者さんが知りたいと思うことを具体的に説明します。医師が専門用語を使って説明した場合は、看護師が分かりやすい言葉に置き換えて補足説明をしましょう。

また、患者さんから質問があった場合は、できるだけ丁寧に答えることが大切です。「こんな質問をして申し訳ない」と思わせないよう、「どんな些細な質問でも大歓迎です」という態度で接することが重要です。

「自己決定権」を守ることの大切さ

自己決定権とは、治療について最終的な決定を下すのは患者さん自身であるという権利です。たとえ医療者が「この治療が最善」と考えても、患者さんの意思に反して治療を強制することはできません。

手術前の具体的なサポート方法

手術前の患者さんは、誰でも不安を感じています。私たち看護師は、この不安を和らげ、患者さんが安心して手術に臨めるようサポートする重要な役割があります。

まず、手術前のオリエンテーションでは、時間をかけてじっくりと説明します。例えば、「手術前日の夜8時からは何も食べないでください」「朝は普段飲んでいるお薬だけ少量の水で飲んでください」など、具体的な指示を分かりやすく伝えます。このとき、メモを渡したり、ご家族にも同じ説明をしたりすると、より確実です。

また、手術に向けた体の準備も重要です。爪切り、入浴または清拭、手術部位の毛剃りなど、必要な処置を丁寧に行います。なぜその処置が必要なのかも説明すると、患者さんの理解と協力が得やすくなります。

患者さんの気持ちのケアも忘れてはいけません。「手術が怖い」「うまくいくかな」という不安な気持ちに寄り添い、時には励ましの言葉をかけることも大切です。手術室の様子を事前に見学してもらったり、実際に手術台に横になってもらったりすることで、少しでも不安を和らげることができます。

手術中の看護師の重要な役割

手術中は、患者さんの命を守るという重大な責任があります。手術室看護師は、『直接介助』と『間接介助』の二つの役割に分かれて働きます。

直接介助の看護師は、手術台のすぐそばで医師の手術を補助します。手術に使う器具を渡したり、出血した場合にガーゼで拭いたりするなど、医師の「右腕」となって働きます。このとき、使用する器具の名前や使い方を覚えているのはもちろん、手術の進み方を予測して先回りで準備することも求められます。

一方、間接介助の看護師は、手術室全体に目を配ります。患者さんのバイタルサインを確認したり、必要な物品を準備したり、記録をとったりと、手術がスムーズに進むようサポートします。また、患者さんが全身麻酔で眠っている場合は、体温管理や体位の保持なども重要な仕事です。

手術後のケアと回復支援

手術が終わった直後は、患者さんにとって最も危険な時期です。麻酔からの覚醒状態や、痛みの程度、出血の有無など、様々な観察とケアが必要になります。

まず大切なのが、バイタルサインの確認です。血圧、脈拍、体温、呼吸状態などを定期的にチェックします。特に手術直後は15分おきくらいの頻度で確認が必要です。異常があれば、すぐに医師に報告できるよう、正常値から外れた場合の対応手順も把握しておきましょう。

痛みのケアも重要です。手術後の痛みは患者さんにとってとてもつらいものです。医師の指示に従って、適切なタイミングで鎮痛剤を使用します。痛みの程度は「0から10までの数字で表すと、どのくらいですか?」というように数値化して評価し、記録します。

また、手術創の観察も欠かせません。出血や浸出液の有無、発赤や腫れ、熱感などをチェックします。ドレーンが入っている場合は、排液の性状や量も確認します。感染の兆候がないかどうかも、注意深く観察が必要です。

早期離床を支援しよう

手術後のできるだけ早い時期から、患者さんの回復を支援することが大切です。これを『早期離床』と呼び、合併症を防ぎ、回復を早める効果があります

ただし、早期離床は段階的に進めることが重要です。最初はベッド上で深呼吸や簡単な運動から始め、徐々に座位、立位、歩行へと進めていきます。このとき、患者さんの状態をよく観察し、「ちょっと休みましょうか?」「もう少し頑張れそうですか?」など、こまめに声をかけることが大切です。

早期離床を進める際は、必ず付き添いが必要です。点滴やドレーン類の管理に気をつけながら、患者さんの安全を確保します。最初は看護師が2人で介助するなど、転倒予防にも十分な注意が必要です。

患者さんとご家族へのサポート

手術を受けるのは患者さんですが、ご家族の不安や心配も同じように大きいものです。ご家族への配慮と支援も、私たち看護師の重要な役割です。

例えば、手術中のご家族への対応です。手術室に入室してから退室するまでの間、ご家族は強い不安を感じています。手術の進行状況を定期的に伝えたり、長時間の手術の場合は休憩を勧めたりするなど、きめ細かな配慮が必要です。

また、手術後の説明も丁寧に行います。病室での面会の際は、「どのくらい話しかけていいですか?」「何か気をつけることはありますか?」といった質問に、分かりやすく答えましょう。ご家族にできるケアがあれば、具体的に説明して協力してもらうのも良いでしょう。

記録の重要性を理解しよう

周手術期看護において、正確な記録をつけることは、とても重要な仕事です。記録は、患者さんの状態を把握するだけでなく、医療安全の面でも欠かせません。

例えば、手術前の準備では、必要な検査が全て終わっているか、必要な同意書は全て揃っているか、薬の中止は適切に行われているかなどを、チェックリストを使って確認し、記録します。

手術中は、使用した器具や材料の数、出血量、患者さんの状態の変化などを、時系列で詳しく記録します。手術後は、バイタルサインの推移、痛みの程度、使用した薬剤、処置の内容などを漏れなく記録します。

まとめ~より良い周手術期看護を目指して~

周手術期看護は、患者さんの権利を守りながら、安全で確実な医療を提供するための重要な仕事です。患者さん一人一人の気持ちに寄り添い、その人らしさを大切にした看護を心がけましょう。

新人看護師さんや看護学生さんは、最初は覚えることが多くて大変かもしれません。しかし、この記事で紹介した基本的なポイントを理解し、実践していくことで、必ず成長することができます。

手術に関わる看護は決して簡単な仕事ではありませんが、患者さんの回復を支える大切な仕事です。これからも患者さんの気持ちに寄り添い、質の高い看護を提供できるよう、日々学び続けていきましょう。

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