尿路感染症は、子どもがよくかかる病気のひとつです。特に幼児期には注意が必要です。今回は、尿路感染症を予防するための簡単な方法を7つ紹介します。
1. 十分な水分補給をする
水をたくさん飲むことで、尿をしっかり出すことができます。尿が多く出ると、菌が体外に排出されやすくなり、感染を防げます。
2. トイレを我慢しない
子どもがトイレを我慢すると、膀胱に尿がたまり、菌が増えやすくなります。トイレに行きたい時はすぐに行かせるようにしましょう。
3. おしりの拭き方に気をつける
おむつを替える時やトイレの後は、前から後ろに拭くことが大切です。逆に拭くと、菌が尿道に入ってしまうことがあります。
4. 清潔な下着を使う
毎日清潔な下着を着せることも大事です。汚れた下着は菌の繁殖を助けてしまいます。
5. 入浴の際は陰部もきれいに
お風呂で体を洗う時に、陰部もしっかり洗うようにしましょう。ただし、強くこすらずに優しく洗うことが大切です。
6. 温かい服装を心がける
体が冷えると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。特に寒い季節には、温かい服装を心がけましょう。
7. 家族全員で健康管理をする
家族全員が健康であることが大切です。家族が病気にかかっていると、子どもにも影響が出やすくなります。手洗いやうがいを徹底し、風邪予防を心がけましょう。
尿路感染症を防ぐためには、日々の生活習慣がとても重要です。これらのポイントを参考に、子どもの健康を守りましょう。
子どもの尿路感染症に気をつけるべき症状
尿路感染症にかかってしまった場合、以下のような症状が現れることがあります。早めに気づいて対処することが大切です。
高熱
上部尿路感染症の場合、38度以上の高熱が出ることがあります。
腹痛や腰痛
下腹部や腰に痛みを感じることがあります。特に小さい子どもは言葉で表現できないことが多いため、注意が必要です。
尿の色やにおいが変わる
尿が白濁したり、悪臭がすることがあります。血尿が出ることもあります。
頻尿や排尿時の痛み
頻繁にトイレに行きたがる、排尿時に痛みを訴えるなどの症状が現れることがあります。
これらの症状が見られた場合は、早めに医師に相談しましょう。
尿路感染症の治療と看護
尿路感染症の治療には、主に抗生物質が使われます。また、家庭でできる看護も重要です。以下のポイントを押さえて、子どもが早く元気になるようサポートしましょう。
医師の指示通りに薬を飲む
処方された薬は、指示通りにしっかり飲むことが大切です。途中でやめてしまうと、菌が完全に死滅せず、再感染の原因となります。
十分な水分補給
治療中も水分をたくさん取ることで、尿の流れを良くし、菌を排出しやすくします。
休息を取る
体力を回復させるために、しっかり休むことが大切です。無理をせず、子どものペースで過ごしましょう。
清潔を保つ
患部を清潔に保つことも重要です。おむつ替えやトイレの後には、陰部をきれいに拭きましょう。
尿路感染症は、日常生活の中で予防できる病気です。今回紹介した方法を参考に、子どもの健康を守りましょう。