~先輩たちの体験談から学ぶ成功のコツ~
はじめに
みなさん、こんにちは!夜間の看護学校に通いながら、仕事との両立に悩んでいませんか?「疲れて授業に集中できない」「試験期間のシフト調整が難しい」など、きっと様々な悩みを抱えていることと思います。今日は、私自身の経験と、たくさんの先輩たちの体験談を基に、仕事と学校を上手に両立するためのコツをお話ししていきたいと思います。
仕事選びのポイント
仕事と学校の両立で最も大切なのは、無理のない職場選びです。私の失敗談から始めましょう。最初、私は急性期病院の看護助手として働き始めました。でも、予定外の残業が多く、夜間学校の授業に間に合わないことが度々ありました。体力的にもきつく、1ヶ月で退職することになってしまいました。
この経験から学んだのは、以下のような職場を選ぶことの大切さです。シフトが規則的で、残業が少なく、学校の予定に配慮してくれる職場を探すことが、両立の第一歩となります。
具体的なおすすめ職場
介護施設でのケアワーク
介護施設は、夜間看護学校生にとって特におすすめの職場です。なぜなら、シフトが比較的規則的で、時間の融通が利きやすいからです。実際に、私の同級生の中でも、介護施設で働きながら無事に卒業した人が多くいます。
例えば、特別養護老人ホームで働いていたAさんは、「朝8時から夕方5時までの日勤で、残業もほとんどなく、学校の授業に間に合います。また、基本的な介護技術が身につくので、看護の勉強にも役立ちました」と話してくれました。
精神科病院での看護助手
次におすすめなのが、精神科病院での看護助手の仕事です。精神科は他の診療科と比べて、身体的なケアが比較的少なく、急変も少ないのが特徴です。そのため、学業との両立がしやすい職場環境といえます。
実際に精神科で働いていた先輩のBさんは、「急性期病棟と違って、夜間の緊急入院も少なく、予定通りの時間で帰れることがほとんどでした。また、精神科特有のコミュニケーションスキルも学べて、とても良い経験になりました」と教えてくれました。
クリニックでの医療事務
小規模なクリニックでの医療事務も、両立しやすい仕事の一つです。診療時間が決まっているため、残業が少なく、生活リズムが作りやすいという特徴があります。
私の同級生のCさんは、内科クリニックで医療事務として働きながら学校に通っていました。「午前診と午後診の間に休憩時間があるので、その時間を使って学習することもできました。また、医療保険制度や医療用語も自然と覚えられて、看護の勉強にも役立ちました」とのことです。
シフト管理のコツ
職場が決まったら、次は上手なシフト管理が重要です。学校の予定を最優先に考え、それに合わせて仕事のシフトを調整することが基本となります。
特に気をつけたいのが試験期間です。私の経験では、試験の2週間前から職場に相談して、できるだけシフトを減らしてもらうようにしていました。「学校の試験があるので、この期間はシフトを減らしていただけないでしょうか」と、具体的な日程を示して相談すると、多くの職場では配慮してくれます。
職場との良好な関係づくり
両立を成功させるためには、職場の理解と協力が不可欠です。最初に上司に「夜間看護学校に通っているので、試験期間などは配慮をお願いしたい」とはっきり伝えておくことが大切です。
また、同僚との関係も重要です。私の場合は、「シフトを変更してもらう代わりに、他の人が休みたい時はできるだけ協力する」という形で、お互いさまの関係を築くようにしていました。
学習時間の確保
仕事と学校の両立で最も難しいのが、学習時間の確保です。でも、工夫次第でしっかりと時間を作ることができます。通勤時間や休憩時間を上手に活用するのがコツです。
私の場合は、電車での通勤時間が片道45分ありました。この時間を使って教科書を読んだり、スマートフォンで動画講義を見たりしていました。また、お昼休みの30分も貴重な学習時間です。食事をしながら、その日の授業の予習をするようにしていました。
心身の健康管理
両立生活で最も気をつけなければならないのが、体調管理です。どんなに仕事と学業がうまくいっていても、体を壊してしまっては元も子もありません。
私の同級生のDさんは、「無理なシフトを組みすぎて体調を崩し、1ヶ月も学校を休むことになってしまいました。結局、その分の補講や課題で大変な思いをしました」と振り返っています。
特に大切なのは、十分な睡眠時間の確保です。夜間学校の授業が終わるのは遅いですが、できるだけ決まった時間に寝るようにすることが大切です。私の場合は、授業が終わったら寄り道せずにすぐ帰宅し、シャワーを浴びてすぐに就寝する習慣をつけていました。
先輩たちの成功例
介護施設で働きながら合格したEさんの場合
Eさんは特別養護老人ホームで介護職として働きながら、見事に看護師国家試験に合格しました。「介護の仕事は体力的にはきついですが、規則的な勤務だったので学習計画が立てやすかったです。また、実際の高齢者ケアの経験が、老年看護学の勉強にとても役立ちました」と話してくれました。
Eさんの1日のスケジュール:
朝7時起床→8時~17時 介護の仕事→17時30分~夕食・休憩→18時30分~21時30分 夜間学校→22時帰宅→22時30分就寝
よくある失敗パターン
急性期病院での失敗例
Fさんの経験から学んでみましょう。Fさんは大学病院の看護助手として働き始めましたが、3ヶ月で挫折してしまいました。急性期病院は予定外の仕事が多く、定時で帰れないことがほとんどだったそうです。
「救急搬送が入ると、どうしても残業になってしまい、学校に間に合わないことが何度もありました。また、夜勤が月に8回もあり、昼間の学習時間が確保できませんでした。体力的にも精神的にもきつくて、続けられなくなってしまいました」とFさんは話します。
夜勤が多すぎるケース
Gさんは有料老人ホームで夜勤専従として働いていましたが、これも良くない選択でした。「夜勤の方が時給が高いので選びましたが、昼夜逆転の生活で体調を崩してしまいました。授業中も眠くて集中できず、テストの点数も取れませんでした」とのことです。
両立成功のための具体的なアドバイス
1. 職場選びのコツ
残業が少なく、シフトの融通が利く職場を選ぶことが重要です。具体的には:
- 介護施設(特別養護老人ホーム、デイサービスなど)
- 精神科病院
- 診療所(内科クリニックなど)
- リハビリテーション病院
- 透析センター
これらの職場は比較的規則的な勤務が多く、学業との両立がしやすいと言えます。
2. 上手な時間の使い方
限られた時間を有効に使うことが大切です。電車での通勤時間は貴重な学習時間になります。スマートフォンで講義動画を見たり、教科書を読んだりすることができます。
また、職場の休憩時間も大切です。私の場合は、昼休みの後半15分を使って、その日の授業の予習をするようにしていました。少しの時間でも、コツコツと積み重ねることが大切です。
試験対策と仕事の調整
定期テスト期間の乗り切り方
テスト期間の過ごし方は、成績を大きく左右します。試験の2週間前からは、できるだけ仕事のシフトを減らしてもらうようにしましょう。実際に多くの職場では、学生の試験期間への配慮をしてくれます。
先輩のHさんは「最初は遠慮して言い出せませんでしたが、思い切って上司に相談してみたら、『頑張って勉強してね』と快く了承してくれました。テスト期間中は週3日のシフトに減らしてもらい、十分な学習時間が確保できました」と話してくれました。
学費と生活費のバランス
夜間看護学校に通いながら働く理由の多くは、学費と生活費の確保です。でも、収入を増やそうとして無理なシフトを入れすぎると、学業に支障が出てしまいます。
Iさんは「バイトを掛け持ちして収入を増やそうとしましたが、疲れて授業中に居眠りをしてしまい、テストの点数も下がってしまいました。結局、バイトを減らして、奨学金を活用することにしました」と振り返ります。
モチベーション維持のコツ
長期間の両立生活では、時にはやる気が下がってしまうことも。そんなときは、同じ夜間学校に通う仲間との交流が大切です。
私の場合は、同じクラスの3人と「勉強会グループ」を作りました。LINEでお互いの近況を報告し合ったり、休日に集まって一緒に勉強したりしました。「みんな同じように頑張っている」と感じることで、モチベーションを保つことができました。
最後に:これから夜間看護学校に通う人へ
仕事と学業の両立は、確かに大変です。でも、無理のない職場選びと、効率的な時間の使い方を心がければ、必ず乗り越えられます。
私も、介護施設で働きながら夜間看護学校を卒業し、無事に看護師になることができました。今振り返ると、大変だった日々も、かけがえのない経験となっています。
これから夜間看護学校に通う方、すでに通っている方、一緒に頑張りましょう!どんな困難も、必ず乗り越えられます。みなさんの夢の実現を、心から応援しています。
編集後記
この記事は、実際に夜間看護学校を卒業した経験者たちの声をまとめたものです。一人一人の状況は違いますが、きっと参考になるポイントが見つかるはずです。両立生活で困ったことがあれば、ぜひ先輩や同級生に相談してみてください。一人で抱え込まずに、周りの支援を受けながら、一歩一歩前に進んでいきましょう!