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はじめての看護師がスグできる!マイコプラズマ肺炎の看護ケアガイド

この記事は約8分で読めます。
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はじめに

こんにちは。小児呼吸器科で8年間の経験を持つ看護師です。マイコプラズマ肺炎は、子どもの肺炎の中でも最も多い病気の一つです。この記事では、特に新人看護師さんや看護学生さんに向けて、日々の看護ケアに役立つポイントを具体的に説明していきます。最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事を読めば基本的なケアはバッチリできるようになりますよ。

マイコプラズマ肺炎って何?基本を理解しよう

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという目に見えないくらい小さな菌によって引き起こされる肺炎です。特に5歳から15歳くらいの子どもに多いのが特徴です。この病気は「歩く肺炎」とも呼ばれています。それは、初期症状があまり重くないため、子どもが普通に歩き回れることが多いからです。

でも、油断は禁物です。最初は普通の風邪のような症状でも、徐々に悪化していくことがあります。特に夜間に咳が悪化するのが特徴的で、子どもも家族も眠れなくなってしまうことがよくあります。

私の経験では、この病気の子どもたちは、昼間はそれほど具合が悪そうに見えないのに、夜になると急に咳が出始めて苦しそうになることが多いです。だからこそ、24時間を通じた観察が大切になってきます。

どんな症状が出るの?看護師が知っておくべきポイント

マイコプラズマ肺炎の症状は、大きく分けて3つのステージで進んでいきます。

まず最初のステージでは、37.5度くらいの微熱と軽い咳が出始めます。このステージでは、ほとんどの人が「ただの風邪かな?」と思ってしまいます。次に、2番目のステージになると、熱が38-39度まで上がり、乾いた咳が増えてきます。特に夜間に咳が悪化するのが特徴です。そして3番目のステージでは、激しい咳とともに、息切れや胸の痛みを訴えることがあります。

また、年齢によって症状の現れ方が少し違います。小さい子どもは発熱が主な症状になることが多く、学童期以上の子どもは咳が主な症状になりやすいです。この違いを知っておくことで、より適切なケアが提供できます。

観察のポイント – いつ、何を、どう見る?

看護師として、患者さんの状態を正確に観察することは最も重要な仕事の一つです。マイコプラズマ肺炎の場合、特に以下のような点に注目して観察を行います。

バイタルサインの中でも、特に呼吸の観察が重要です。呼吸数は1分間しっかり数えることが大切で、子どもの場合、寝ているときと起きているときで大きく変わることがあります。呼吸の速さだけでなく、呼吸の仕方にも注目します。例えば、肩で息をする(肩呼吸)、鼻翼が開く(鼻翼呼吸)、胸の下がへこむ(陥没呼吸)といった症状がないかチェックします。

聴診器で聞く呼吸音も重要な情報源です。正常な呼吸音は、さらさらとした音です。これに対して、ゴロゴロした音(湿性ラ音)や、ヒューヒューした音(乾性ラ音)が聞こえたら要注意です。ただし、子どもの場合、泣いているときは正確な聴診が難しいので、機嫌の良いときや睡眠中を選んで聴診するのがコツです。

体温の変動パターンも把握しておく必要があります。マイコプラズマ肺炎の場合、特徴的な熱の上がり方があります。多くの場合、夕方から夜にかけて熱が上がりやすく、朝方に少し下がる傾向があります。この変動パターンを記録しておくことで、治療効果の判断に役立ちます。

具体的な看護ケア – これだけは押さえよう!

看護ケアの基本は、患者さんが楽に呼吸できるようにすることです。そのために、まず姿勢を工夫します。**体を少し起こした姿勢(30-45度)**にすることで、肺が広がりやすくなり、呼吸が楽になります。赤ちゃんの場合は、バスタオルを丸めて背中の下に置くなどの工夫をします。

加湿も非常に重要です。乾燥すると咳が悪化しやすいので、**部屋の湿度は50-60%**を目安に保ちます。ただし、加湿しすぎると今度は細菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。加湿器は1日1回の清掃を忘れずに行います。

水分補給も大切なケアの一つです。発熱や呼吸が速くなることで、体からの水分喪失が増えます。特に小さな子どもは、大人に比べて体の水分量が多いため、脱水になりやすいのです。水分は少量ずつ、頻回に摂取することが大切です。一度にたくさん飲むと咳き込む原因になってしまいます。

夜間のケア – 要注意ポイント!

夜間は特に症状が悪化しやすい時間帯です。私の経験では、夕方から夜にかけて咳が増えて、睡眠が妨げられることが多いです。そのため、夜間の看護ケアは特に重要になってきます。

まず、就寝前の準備として部屋の環境を整えます。湿度は先ほど説明した通り50-60%を保ちますが、特に夜間は加湿に気を配ります。また、急な体温上昇に備えて、クーリング用品や解熱剤をすぐに使えるように準備しておくことも大切です。

夜間の体位も工夫が必要です。完全な横向きは避け、やや側臥位(横向き)で上体を少し起こした姿勢をとってもらいます。これにより、痰が気管に流れ込むのを防ぎ、呼吸が楽になります。赤ちゃんの場合は、体の横にタオルを丸めて置き、完全な横向きになるのを防ぎます。

感染予防 – 広がりを防ぐために

マイコプラズマ肺炎は、くしゃみや咳のしぶきを通じて感染します。そのため、感染予防は非常に重要です。特に病棟では、他の患者さんへの感染を防ぐ必要があります。

基本的な予防策として、手洗いとマスクの着用を徹底します。特に子どもの場合、正しい手洗いができていないことが多いので、年齢に応じた指導が必要です。例えば、手洗いの時に「きらきら星」を歌うことで、適切な手洗い時間を確保できます。

また、おもちゃや本などの共有物品にも注意が必要です。これらは定期的に消毒する必要があります。特に乳幼児は物を口に入れる習性があるので、より頻繁な消毒が必要になります。

病室の換気も重要です。1時間に1回、5-10分程度の換気を行います。ただし、換気の際は患者さんが直接風に当たらないよう、カーテンや衝立を使用して調整します。

家族への指導 – 退院後の生活に向けて

退院後の生活を見据えた家族への指導も、看護師の重要な役割です。特に以下のような点について、具体的に説明していきます。

まず、症状の観察方法です。どんな症状が出たら病院を受診すべきか、具体的な目安を伝えます。例えば、呼吸が1分間に40回を超える、ぐったりして飲み物も受け付けない、唇の色が悪くなるといった症状がある場合は、すぐに受診が必要だと説明します。

薬の管理と服用方法 – 確実な治療のために

薬物療法は治療の重要な柱となります。抗菌薬をはじめとする様々な薬が処方されますが、それぞれの薬について正しい知識を持っておく必要があります。

抗菌薬は、必ず決められた日数を飲み切ることが大切です。途中で症状が良くなっても、最後まで服用することを家族にしっかり説明します。なぜなら、途中で中止すると、薬が効きにくい耐性菌が出現する可能性があるからです。私の経験では、「もう元気になったから」と自己判断で薬を中止してしまい、症状が再燃してしまうケースをよく見かけます。

解熱剤については、使用のタイミングが重要です。体温が38.5度を超えたら使用するというのが一般的な目安ですが、個々の患者さんによって医師からの指示が異なることもあります。また、解熱剤を使用した後は、必ず効果を確認し、記録することも大切です。

栄養管理 – 回復を促すために

病気の回復には適切な栄養摂取が欠かせません。しかし、マイコプラズマ肺炎の患者さんは、咳や発熱のために食欲が低下していることが多いです。

そこで、以下のような工夫が必要になります。まず、食事の時間は呼吸が落ち着いているときを選びます。発熱で辛そうな時や、咳が激しい時は無理に食べさせず、タイミングをずらすことも検討します。また、食事の形態も工夫が必要です。咳が出やすい時は、汁物や柔らかい食べ物から始めるのがコツです。

水分補給については、こまめに少しずつを心がけます。スポーツドリンクやジュース、お茶など、患者さんの好みに合わせて提供しますが、炭酸飲料は咳を誘発する可能性があるので注意が必要です。

院内感染対策 – スタッフの役割

病棟での感染対策は、看護師が中心となって実施します。基本的な対策に加えて、以下のような点にも注意が必要です。

まず、面会制限について説明します。特に流行期には、面会者の制限が必要になることがあります。また、面会に来た方には必ずマスクの着用をお願いし、手指消毒を徹底してもらいます。

リハビリテーション – 回復期のケアポイント

回復期に入ると、徐々に活動を増やしていく必要があります。ただし、急激な活動量の増加は避けることが重要です。

まずは、ベッド上でできる軽い運動から始めます。深呼吸の練習や、手足の屈伸運動などが基本となります。この時、酸素飽和度や呼吸数をしっかり観察しながら進めていきます。運動後に異常な息切れがないか、顔色は悪くないかなどをチェックします。

そして、症状が落ち着いてきたら、徐々に病室内での歩行を始めます。最初は看護師が付き添い、転倒のリスク管理をしっかり行います。特に点滴をしている場合は、ルートが引っかからないよう注意が必要です。

心理的サポート – 子どもと家族の不安に寄り添う

入院生活は、子どもにとっても家族にとっても大きなストレスとなります。そのため、心理的なサポートも重要な看護ケアの一つです。

特に学童期以上の子どもの場合、学校の勉強や友達関係への不安を抱えていることが多いです。そのような場合は、院内学級の利用を提案したり、担任の先生との連絡を取ったりして、スムーズな学校復帰ができるようサポートします。

また、両親の不安や疲労にも気を配る必要があります。特に母親は、付き添いによる疲労や、他の兄弟の世話との両立に悩んでいることが多いです。そのような場合は、院内の相談窓口や、利用可能な社会資源について情報提供を行います。

退院に向けての準備 – 自宅での生活を見据えて

退院が近づいてきたら、自宅での生活に向けての準備を始めます。以下のような点について、具体的な説明と指導を行います。

まず、自宅での加湿方法について説明します。加湿器の使用方法や清掃方法、適切な湿度の保ち方などを、実際に見せながら説明します。また、入浴やシャワーの仕方についても、具体的な注意点を伝えます。

運動や活動の再開についても、段階的な計画を立てます。学校生活の再開や、運動への参加については、医師の指示を確認しながら、具体的な目安を示していきます。

最後になりましたが、この記事で学んだ知識を、ぜひ日々の看護実践に活かしてください。一人一人の患者さんに合わせた、きめ細やかなケアを提供できる看護師を目指していきましょう。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。実際の看護ケアは、必ず各施設のガイドラインや主治医の指示に従って行ってください。

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