アミラーゼって何?
アミラーゼは体の中でデンプンを糖に分解する酵素です。この酵素は主に膵臓と唾液腺から出てきます。アミラーゼは食べ物を消化するのを助けます。
アミラーゼ検査とは?
アミラーゼ検査は、膵臓や唾液腺がちゃんと働いているかを調べるために行います。この検査では、血液や尿の中のアミラーゼの量を測ります。
アミラーゼ検査の基準値
- 血清アミラーゼ: 39~1340/L
- 尿アミラーゼ: 57~8130/L
これらの値が基準値を超えるかどうかで、膵臓や唾液腺の問題があるかを判断します。
アミラーゼ検査の方法
- 血清アミラーゼ: 血液を採って、自動分析器でアミラーゼの量を測ります。
- 尿アミラーゼ: 尿を採って、同じく自動分析器で測ります。
アミラーゼの高値が示すもの
アミラーゼの値が高い場合、以下のような病気が考えられます。
- 慢性膵炎
- 膵臓がん
- 肺がん
- 卵巣がん
- 大腸がん
特に慢性膵炎や膵臓がんでは、アミラーゼの値が通常の2~3倍に上がることがあります。
アミラーゼの低値が示すもの
アミラーゼの値が低い場合、以下のような病気が考えられます。
- 膵臓がん(末期)
- 膵切除後
- シェーグレン症候群
検査時の注意点
- アミラーゼ検査は腫瘍マーカーとしても使います。例えば、肺がんや卵巣がん、大腸がんなどの診断にも役立ちます。
- 検査を受ける前には特別な準備は必要ありませんが、医師の指示に従ってください。
まとめ
アミラーゼ検査は膵臓や唾液腺の健康状態をチェックするための重要な検査です。検査結果が基準値を超えたり、低かったりする場合は、専門医に相談して詳しい検査や治療を受けることが重要です。