母性看護実習記録の作成に行き詰まっていませんか。
他の領域とは異なる独特の視点や専門用語が多く、何を書けば良いのか分からなくなる学生は少なくありません。
この記事では、母性看護実習記録が書けない原因と、具体的な解決策を3つ紹介します。
実習記録の質を高め、教員から高評価を得るためのポイントを詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
母性看護実習記録が難しい理由
母性看護は他の看護領域と比べて、独特の難しさがあります。
まず対象が産婦や新生児であり、疾患を持った患者ではないケースが多いことが特徴です。
そのため一般的な看護過程のように、疾患から症状を導き出し、看護診断を立てるという流れが当てはまりにくいのです。
また母性看護では、母親の身体的な変化だけでなく、心理的な変化や母子関係の形成、家族のサポート体制なども含めて観察する必要があります。
多角的な視点が求められるため、何を優先的に観察し記録すべきか迷ってしまう学生が多いのです。
さらに実習期間が短く、対象との関わりが限られているため、十分な情報収集ができないまま記録を書かなければならない場合もあります。
新生児の観察項目も独特で、アプガースコア、原始反射、黄疸の有無など、他の領域では扱わない専門的な内容が多く含まれます。
実習記録が書けない主な原因
母性看護実習記録が書けない背景には、いくつかの共通した原因があります。
まず実習での観察が不十分だったり、情報収集が足りなかったりするケースです。
実習中に何を見るべきか分からず、ただ時間を過ごしてしまった結果、記録に書く材料が不足してしまいます。
また母性看護特有の観察ポイントや看護診断が理解できていないことも原因のひとつです。
教科書を読んでも抽象的で、実際の患者にどう当てはめれば良いのか分からないという悩みをよく聞きます。
さらに産婦や新生児の正常な経過を理解していないため、何が正常で何が異常なのか判断できないこともあります。
正常からの逸脱を見極める力が不足していると、適切な看護診断や看護計画を立てることができません。
そして文章力や記録の書き方自体に自信がないため、手が止まってしまう学生もいます。
どのような表現を使えば良いのか、どの程度の詳しさで書けば良いのか分からず、結果的に提出期限に間に合わなくなってしまうのです。
解決策1 母性看護の基本的な観察ポイントを押さえる
母性看護実習記録を書けるようになるための第一歩は、基本的な観察ポイントをしっかり押さえることです。
産褥期の母親を受け持つ場合、観察すべきポイントはいくつかあります。
まず子宮復古の状態を確認することが重要です。
子宮底の高さ、硬さ、悪露の量や性状などを観察し、正常な回復過程をたどっているかを評価します。
次に乳房の状態と授乳の確立状況も重要な観察項目です。
乳房の張り、乳頭の状態、授乳時の児の吸啜状態、母親の授乳に対する不安や悩みなどを観察します。
母子相互作用の観察も母性看護の重要なポイントです。
母親が新生児にどのように接しているか、アイコンタクトや声かけ、抱き方などから母子関係の形成過程を評価します。
また母親の心理状態も丁寧に観察する必要があります。
産後うつのリスク因子がないか、育児への不安はどの程度か、サポート体制は整っているかなどを確認します。
新生児を受け持つ場合は、バイタルサイン、体重変化、哺乳状態、排泄状況、皮膚の色や黄疸の有無、原始反射などを観察します。
これらの基本的な観察ポイントを理解していれば、実習中に何を見るべきかが明確になり、記録に書く内容も充実します。
解決策2 母性看護特有の看護診断を理解する
母性看護実習記録でつまずきやすいのが、看護診断の部分です。
一般的な疾患看護とは異なり、母性看護では正常な経過の中での看護が中心となります。
そのため非効果的母乳栄養、親役割の準備状態、知識不足、不安などの看護診断がよく使われます。
例えば初産婦で授乳がうまくいかない場合、非効果的母乳栄養という看護診断が適切です。
その根拠として、児の吸啜が弱い、乳頭の形状が授乳に適していない、母親が授乳方法を理解していないなどの情報を示します。
また退院後の育児に不安を感じている母親には、不安や知識不足という看護診断が当てはまります。
診断の根拠を明確に示すことが、質の高い実習記録の条件です。
看護診断を立てる際は、主観的情報と客観的情報の両方を根拠として示すことが重要です。
母親が実際に話した言葉や表情などの主観的情報と、観察した事実や測定値などの客観的情報を組み合わせて記述します。
また母性看護では、健康の維持増進や合併症の予防という視点も大切です。
問題が顕在化していなくても、リスクを予測して予防的な看護計画を立てることが求められます。
こうした母性看護特有の思考プロセスを理解することで、適切な看護診断を導き出せるようになります。
解決策3 実践的な記録の書き方を学ぶ
観察ポイントや看護診断を理解しても、それを実習記録として文章化することが難しいと感じる学生は多いです。
実践的な記録の書き方を学ぶことで、スムーズに記録を作成できるようになります。
まず情報収集の段階では、できるだけ具体的に記録することが大切です。
単に授乳がうまくいかないと書くのではなく、何分間授乳を試みたか、児がどのような様子だったか、母親がどんな言葉を発したかなど、詳細に記述します。
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具体性がある記録ほど、教員からの評価も高くなります。
アセスメントでは、収集した情報を分析し、その意味を考察します。
ただ情報を並べるだけでなく、なぜその状態なのか、どのような影響があるのか、今後どうなる可能性があるのかを論理的に説明します。
例えば初産婦で授乳経験がないため、正しいポジショニングができておらず、そのため児の吸啜が不十分となっている、というように因果関係を明確にします。
看護計画では、短期目標と長期目標を設定し、具体的な看護介入を記述します。
抽象的な表現ではなく、誰が読んでも同じ行動ができるような具体的な内容にすることが重要です。
また母性看護では、母親自身が育児スキルを獲得できるよう、教育的な関わりが中心になることが多いです。
どのような情報を提供するのか、どのような技術を指導するのか、どのように母親の自信を高めるのかを具体的に計画します。
実施記録では、計画に基づいて実際に行った看護を時系列で記述します。
母親や新生児の反応も含めて、詳しく書くことが大切です。
評価では、目標が達成できたかどうかを判断し、その理由を考察します。
達成できなかった場合は、なぜできなかったのか、次にどうすべきかを明確にします。
教員が評価するポイント
母性看護実習記録で教員が特に評価するポイントを理解しておくことも重要です。
まず母子の安全を最優先に考えているかどうかが見られます。
観察や看護計画において、リスクを予測し予防的に対応する視点があるかが評価されます。
次に母親の個別性を尊重した看護ができているかも重要なポイントです。
画一的な指導ではなく、その母親の状況や価値観、ニーズに合わせた関わりができているかが評価されます。
また母子相互作用を促進する視点があるかも見られます。
単に授乳を成功させるだけでなく、その過程を通じて母子の絆を深める支援ができているかが評価されます。
さらに退院後の生活を見据えた看護ができているかも大切です。
入院中だけでなく、家庭に戻った後も継続できる支援を計画しているかが評価のポイントになります。
そして記録全体として、論理的な一貫性があるかどうかも重要です。
情報収集からアセスメント、看護診断、看護計画、実施、評価という一連の流れが矛盾なくつながっているかが見られます。
実習中に意識すべきこと
実習記録を書くためには、実習中の過ごし方も重要です。
まず受け持ち患者が決まったら、できるだけ早く情報収集を始めましょう。
カルテからの情報だけでなく、直接観察や母親との会話から得られる情報も大切です。
実習中はメモを取る習慣をつけることをおすすめします。
その場で感じたことや気づいたことを簡単にメモしておくと、後で記録を書く時に役立ちます。
指導者や教員に積極的に質問することも大切です。
分からないことをそのままにせず、その場で確認することで理解が深まります。
また可能であれば、他の学生の記録を参考にさせてもらうことも効果的です。
どのような視点で観察し、どのように記述しているかを学ぶことができます。
時間がない時の対処法
実習記録の提出期限が迫っているのに、まだ書けていないという状況になることもあるでしょう。
そんな時は、まず記録の骨組みを作ることから始めましょう。
情報収集、アセスメント、看護診断、看護計画という大きな枠組みを作り、それぞれに最低限の内容を書き込みます。
完璧を目指さず、まずは一通り書き上げることを優先してください。
その上で時間があれば、内容を充実させたり、表現を洗練させたりすれば良いのです。
また母性看護に詳しい先輩や友人に相談することも有効です。
どのように考えれば良いか、どんな表現が適切かなど、アドバイスをもらうことで前に進めることがあります。
それでも時間が足りない、または質の高い記録を確実に仕上げたい場合は、専門家のサポートを検討するのも一つの選択肢です。
経験豊富な看護師による支援を受けることで、短時間で質の高い実習記録を完成させることができます。
まとめ
母性看護実習記録が書けない原因は、観察ポイントの理解不足、看護診断の知識不足、記録の書き方が分からないことなどです。
これらを解決するには、母性看護の基本的な観察ポイントを押さえ、特有の看護診断を理解し、実践的な記録の書き方を学ぶことが重要です。
実習中から意識的に情報を集め、分からないことは積極的に質問することで、記録の質も向上します。
もし時間がない、または確実に質の高い記録を仕上げたい場合は、現役看護師によるサポートを活用することをおすすめします。
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