疾患の理解 くも膜下出血 病態 脳は、3層の膜(まく)でおおわれています。脳の表面を直接おおっている膜を軟膜(なんまく)といい、その上をくも膜が、さらにその上を硬膜(こうまく)がおおっています。 くも膜と軟膜の間には、くも膜下腔(まくかくう)というすき間(腔(くう)... 疾患の理解
疾患の理解 脳出血 病態 脳出血とは脳内の血管が何らかの原因で破れ、脳のなか(大脳、小脳および脳幹(のうかん)の脳実質内)に出血した状態をいいます。そのために意識障害、運動麻痺、感覚障害などの症状が現れます。血腫(けっしゅ)が大きくなると脳浮腫(のうふしゅ)に... 疾患の理解
疾患の理解 脳梗塞の病態生理について簡単にまとめみた 病態 脳は、4本の脳動脈(左右2本の内頸動脈系と椎骨動脈系)を介して送られてくる血液から、酸素と栄養素の供給を受け、これをエネルギー源として活動している。 4本の脳動脈は、頭蓋内でいくつにも枝分かれして細くなり、脳のすみずみにまで血液を供給... 疾患の理解
疾患の理解 統合失調症 病態 統合失調症は思考、感情、行動を統合する能力が障害された慢性心疾患である。 症状として幻覚などの『陽性症状』と意欲低下、自閉などの『陰性症状』に分けて考えるのがわかりやすい 幻覚、妄想などの陽性症状についてはドーパミン伝達の過剰により幻... 疾患の理解
疾患の理解 発達障害 広汎性発達障害 対人関係の障害、コミュニケーションの障害、こだわり、常同行動の特徴のある自閉的な障害である 自閉性障害、レット障害、アスペルガー障害などに分類される 知的障害 知的障害とは知的機能に制約があること、適応行動に制約を伴う状態で... 疾患の理解
疾患の理解 胆石症 病態 胆管・胆嚢・総胆管内に結石が生じることをいう。結石の存在部位により、胆嚢胆石(75%)、胆道胆石(20%)、肝内胆石(5%)と呼ばれる。 胆石には種々の成分が含まれるが、その主成分に従って、コレステロール結石、ビリルビン結石、カルシウ... 疾患の理解
疾患の理解 大腸癌(ストーマ) 病態 虫垂を含めて盲腸からS状結腸までに発生する癌を結腸癌と言い、直腸、肛門管に発生するものを直腸・肛門管癌という。この両者を合わせて大腸癌と総称する。後発部位は、直腸・肛門管癌が50%と多く、ついでS状結腸、上行結腸と続く。年齢分布は60... 疾患の理解
疾患の理解 肝臓癌 病態 原発性肝癌と転移性肝癌とに分類される。肝臓癌の95%が転移性肝癌である。 原発性肝癌とは、肝細胞より発生した癌腫を肝細胞癌(ヘパト-マ)、胆管細胞由来の癌腫を胆管上皮癌(コランジオ-ム)という。未分化の胎児性肝細胞に由来するものを肝芽... 疾患の理解
疾患の理解 肝硬変の病態生理 病態 肝硬変とは、病理学的に、慢性の肝細胞障害と、それに引き続く結合組織の増生および肝細胞の再生により線繊維隔壁で囲まれた再生結節(偽小葉)が、肝全体にびまん性ケイセイされた状態と定義される。このため、臨床的には、肝機能低下に由来する代謝障... 疾患の理解