分娩 分娩監視装置による胎児の健康状態の観察 早発一過性徐脈 胎児の危険が迫っている状態ではなく、分娩第1期で児頭圧迫が生じる子宮口4~7cmでみられる。 児頭の下降を判断する所見でもある。 子宮収縮にともなって起こる徐脈である。 子宮収縮の開始から胎児の心拍数が30秒以上の経過でなめ... 分娩
破水 破水の分類 時期による分類 適時破水 陣痛がきた後、胎児娩出の直前にはすいするもの。 子宮収縮による内圧の上昇によりおこる。 通常、外子宮が全開大に近い頃に破水が起こる なお、分娩介助の際に人工的に破水させることもある 前期破水 陣痛がくるまえに破水す... 破水
分娩 分娩監視装置による子宮収縮状態の観察 分娩監視装置 分娩監視装置は、胎児の心拍数と子宮の収縮を継続的に計測する装置で、分娩の時に使用する。 分娩経過中、分娩監視装置を装着することによって子宮収縮状態、胎児の健康状態を観察し、安全な分娩を行うことができる。 装着方法:セミファーラ... 分娩
分娩 子宮復古の観察方法 分娩終了後、子宮は急速に回復し、6~8週間後には妊娠前の大きさと位置に戻るこれを子宮復古と呼ぶ 子宮復古の過程が順調にすすんでいるかどうかを観察し評価する。 また、褥婦が子宮復古のためのセルフケアを行えるように支援する。 観察ポイント バイ... 分娩産褥期
分娩 胎児の産道通過の順序 骨盤の入り口へ進む前 分娩に進むにあたって、児の先進部は骨産道に進入していく。 その進入の度合によってその状態を以下のように定義している。 浮動:児頭がまだ骨盤の入り口に進入せず浮動している状態固定:児頭の一部が骨盤の入り口に進入しているが... 分娩
分娩 骨盤の形の特徴と児頭の応形機能について 骨盤形態の特徴 正常な骨盤の最大経は、入口部では黄経、濶部では斜頸、出口部では前後経である。 分娩時、胎児は児頭の最大経である前後径がこの骨盤各平面の直径に一致するように回旋しながら下降する。 また、各骨盤各面の前後経の中点を結んだ線を骨盤... 分娩
分娩 胎位、胎向、胎勢について 胎位 胎位とは胎児の縦軸と子宮の縦軸との位置関係を表す 分類 縦位 胎児の縦軸と子宮の縦軸が平行となる 頭位:児頭が子宮の下方にあるもの骨盤位:児骨盤が下方にあるもの 横位 胎児の縦軸が子宮の縦軸に横に交差する 斜位 胎児の縦軸が子宮の縦軸... 分娩
分娩 パルトグラムの種類 パルトグラムの種類とは フリードマンタイプフィルボットタイプスチワルツタイプ 以上の3種類に分けられる。 日本ではフリードマンタイプが用いられている。 フリードマンタイプは陣痛周期、陣痛発作時間、子宮頸管開大度、胎児心拍数を縦軸に同列に、分... 分娩
分娩 パルトグラムの意味や観察項目、使用目的について パルトグラムとは 母体情報や子宮口の開大度、児頭下降度および回旋度などが記された表をパルトグラムという。 パルトグラムにより、分娩進行を予測し、正常分娩から逸脱していないかどうかを判断できる。 パルトグラムに必要な観察項目 子宮頸管開大度 ... 分娩