気分障害(双極性障害)の患者の看護計画

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看護目標

躁病の患者の場合

生活リズムを整え、他者とトラブルなく生活することができる。

うつ病患者の場合

  • 日中の活動量を増加させることができる。
  • 生活リズムを整える。
  • 自分の感情を言葉で示すことができる。など

観察(OP)


躁情態

周囲への干渉、多弁、興奮などから起こるトラブルや衝動行為による危険性の有無を十分観察する

うつ状態

希死念慮や自傷を暗示させるサインや睡眠、気分変動などの微妙な変化を察知する

共通した観察項目

  • 感情の変化、言動の変化
  • 日常生活状況
  • 安全確保の状況
  • 身体確保の状況
  • 身体症状や薬物の副作用の有無

看護ケア(TP)


躁状態

  • 第一印象だけで人格像や病像をとらえず、本来の人格を尊重する
  • 刺激的な議論や説得は避け、よき聞き手となる
  • 対応は簡潔明瞭に行う
  • 安全性と低刺激に配慮し、休息が得られる環境を整える
  • 要求に対して、治療者全体で統一した方針、対応を行い、不満や興奮の軽減に努める
  • 服薬状況と薬物の副作用の出現に注意する
  • 行動制限をしている場合、制限の理由や制限解除に必要なことを説明し、早期に自立できるように援助する
  • 衝動性が考えられる場合、危険物の除去など安全に配慮する

うつ状態

  • 精神的負担を理解し、必ず状態が改善することを保障する
  • 出来ている点を認めながら、現状でよいことを伝える
  • 共感的態度と理解しようとする姿勢を示す
  • 激励は避け、見守り、感情や思いを表現できる雰囲気づくりをする
  • 活動性低下により、患者は自責的になりやすいが、病状が安定すれば回復することを伝え、日常生活行動の実質的援助の際には患者の思いを理解し関わる
  • 心気的訴えを思い過ごしととらえずに、症状を冷静に判断し重大な身体症状を見逃さないようにする

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