体重
発育の評価、回復の程度の把握、授乳の増減を知る。また、薬用量、水分、栄養摂取量を設定する基礎となるため、年少児、重症患者ほど重要な意味を持ち、外来受診や緊急入院時には特に優先して実施する必要がある。尚、測定に際しては以下のことに注意する
- 授乳、食事前の一定時刻に一定条件で測定する
- 発達段階や求められる精度によって体重計の種類を選択する(デジタル体重計、自動式体重計など)
- 乳児の体重測定は裸で行い、幼児・学童は下着着用でもよい。年長児はスクリーンなどの配慮が必要
- 測定値の激しい増減は再測定などによる確認が必要
身長
2歳未満の小児の身長は仰臥位で乳幼児身長計を用いて測定する。目と耳孔を結んだ線が垂直になるようにし、固定板をつける。頭側の固定者と下肢側の測定者2名が必要である。2歳以上の小児は立位で、身長計を使用する。かかと、殿部、背部、後頭部を支柱に固定して、移動板をおろして目盛りを読む
頭囲
頭囲の測定は成長・発達の評価と小頭症や水頭症、頭蓋内の異常を発見するうえで重要である。大泉門の状態と合わせて観察する。出生時は胸囲より頭囲のほうが大きいが、生後1歳6ヶ月をすぎる頃から胸囲の方が大きくなる。前頭結節と後頭結節を通る周囲をメジャーで測る。微妙な変化が重要な場合にはメジャーを当てる部分に印をつけておくこともある。
胸囲
乳児は仰臥位で幼児や学童は立位で上半身を裸にして測定する。メジャーを肩甲骨の直下から乳頭直上部にあて、呼気、吸気の中間値の目盛りを読む。年長児や思春期女子では不要な露出を避け、乳頭上部で肩甲骨からの水平位で測定する
腹囲
腹部腫瘤や腹水がみられる患児に病状の把握のために経日的に測定することが多い。測定条件の設定を厳格にしておく必要がある。仰臥位にして両膝を軽く立て、メジャーを背部から腹部に水平にまわし、呼気時に臍上部または腹囲の最大値の目盛りを読む、変動を正確に把握する必要がある場合は測定部位に印をつけて測定する
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