目的
- 直腸、S字状結腸、下行結腸、上行結腸、回盲部の観察、又組織の生検、病理検査を行い、下部消化管疾患の診断の一助とする。
- 下部消化管の腫瘍摘出、止血、薬物投与等の処置、治療を行う。
前準備
1.透視室と内視鏡部に予約する。
2.患者の前処置は各科で行う。
1)第一内科は当日の朝食、昼食は禁止、ニフレックを内服する。 2)第二内科は前日の昼食、夕食は流動食とし眠前にプルゼニドを内服する。
- 当日の朝食、昼食は禁止しニフレックを内服する。前日・当日は水分を出来るだけ多く取ってもらう。(水の他、お茶・コーラ・ファンタ・サイダー・コーヒー・紅茶でもよいが牛乳は、胃や腸に停滞する時間が長く、鮮明な写真がとれないため禁止とする。
- ただし、水分制限、カロリー制限のある方は、決められた水分量、カロリーを厳守する。
- 当日の昼までに透明な便汁が排便されない場合、追加の便処置を行う必要があるので、主治医に報告する。
持参品
X-P、外来カルテ、前処置の薬品
検査後の看護
- バイタルサインのチェック。
- 腹部症状の観察、腹満苦、ガスの貯留の有無、排便状況、出血の有無。
- 食事については、主治医に確認する。