導入期の看護
観察
- 不均衡症候群
- 尿毒症症状
- 体重の増減、血圧・脈拍の変動、水分出納バランス
- 発熱の有無
- 透析前後の血液データの変動
- シャント部の異常の有無
随伴症状に対する看護
- 透析中に起こる症状については患者の状態、透析装置を観察して、早期に対処することが大切である。
- 血圧低下に対しては枕をはずし、下肢を挙上する。透析の血流量を緩徐にしてナトリウムの補充などにより血圧の回復を待つ
- 悪寒・発熱に対しては透析液の温度調節や電気毛布、氷枕などを使用し、対処する
- 悪心、嘔吐は突然出現することが多いので常に膿盆を準備しておく
随伴症状・合併症の予防
- 日常生活指導
- 食事指導
- 内服薬は医師の指示通りに内服するよう説明する
- 定期的な外来受診やいつもと違う症状が出現したときの受診方法について説明する