術後患者に点滴をする理由

この記事は約1分で読めます。
スポンサーリンク
看護学生宿題代行サービス

生体は、外傷や手術などの侵襲(ストレス)を受けると、生体炎症反応やストレスホルモンの分泌によって血管透過性が亢進します。

これは血管壁の隙間が大きくなった状態で、通常は血管内にとどまっているはずの水やNaが血管外へ漏出し、細胞内でも血管内でもない場所に溜まる現象が起こります。それらが貯留している部分を「サードスペース(third space)」と呼びます。

術中~術後半日はサードスペースへの移動が続き(侵襲期)、この時期は全身に浮腫が生じて、循環血液量が減少し、結果として尿量も減少します。
そして、手術侵襲後2~3日で炎症反応が沈静化すると、サードスペースに貯留していた水とNaは血管内に戻り、尿量が増加します。これを「利尿期」または「リフィリング(refilling)」といいます。

まとめるとこうなります。

  1. 手術により生体に侵襲が加わる
  2. 血管透過性が亢進(水分やNaが血管外へ流出)
  3. 水分がサードスペースへ移動
  4. 循環血液量が減少
  5. 細胞内や間質から血管内に水分を供給
  6. 浮腫と血管内脱水の症状が出現(血圧低下、頻脈、乏尿)
  7. 細胞外液を補充
  8. 侵襲後24~72時間でサードスペースから水分が血管に戻る
  9. 循環血液量が増加する

コメントをどうぞ ※匿名可

タイトルとURLをコピーしました