看護問題
高体温
長期目標
体温が平熱になる
短期目標
発熱に伴う体力の消耗を最小限にすることができる
看護実践
O-P(Observational Plan )
1.バイタルサイン、熱型と程度
2.随伴症状の有無(悪寒、戦慄、皮膚蒼白、顔面紅潮、発汗、倦怠感、食欲低下、心拍数や脈拍数の増加、呼吸数の増加、口渇、尿量減少)
3.脱水症状の有無・水分摂取量・食事摂取量、尿量
4.検査データ(WBC,CRP,ESR,アミラーゼ、電解質、肝機能、各種細菌検査、X線写真)
5.解熱剤投与後の循環動態の変動
6.呼吸器症状(咳嗽、喀痰、咽頭痛、胸痛)の有無
7.消化器症状(腹痛、下痢、悪心、嘔吐)の有無
8.脳神経症状(頭痛、意識障害、髄膜刺激症状)の有無
9.循環器症状(動機、息切れ)の有無
10.体重の変化
T-P(Therapeutic Plan )
1.熱発時の医師の指示を確認後、対応を行う
2.クーリングの実施
3.安静の保持、安楽な体位の工夫
4.室温の調節、衣類、掛け物の調節
5.随伴症状にともない低下したニードに対する援助(保清・保温・排泄時の援助など)
6.水分を促し、指示の補液、薬物療法の管理を行う
7.水分・食事摂取ができるような形態の考慮
8.口腔内の清潔を保つ
E-P(Educational Plan )
1.発熱が持続しているときは、脱水を予防するため水分補給が必要であることを説明する
2.清潔の必要性について説明する
3.発熱による身体の不調があれば教えて欲しいと説明する