睡眠し休息する
S情報
- 不眠の訴え
- 不眠や休息できない理由
- 情動状態,気分,ストレス
- 淋しさの有無
- ホームシックの有無
- 情緒的なストレスの訴え
- 現在の気分
- 不安,抑うつの有無
- 身体的苦痛の有無(疼痛,嘔気・嘔吐,下痢,発熱等の症状)
- 睡眠菜,麻藥への依存の有無
O情報
- 睡眠状況,睡眠時間
- 不安を表している行動
- 精神の緊張の有無
- イライラする刺激の有無(物音,臭い,物品など)
- 精神的サポート者の有無
- 家族・友人の面会状況
- 年齢
- 家族背景
- 経済状況
- 睡眠劑,鎮痛劑の使用の有無
- 睡眠劑,鎮痛劑の使用頻度・量
分析の視点
患者の休息・睡眠の満足感に影響する因子を判断する
安眠が保たれているか
身体的・精神的な影響か
- 加齢に伴う膀胱機能の低下による夜間頻尿に伴う影響
- ストレス,心配事等による精神的緊張による睡眠状態の変化
環境的な影響か
- 成人・壮年期層は生産年齢であり、仕事や悩み事も多く、休息を阻む原因となる可能性がある
- 一人暮らしなどによる孤独感や貧困など経済的理由などにより、精神的に充実した休息が保持できない影響
- 入院等による環境や生活リズムの変化による影響
患者の休息・睡眠を阻害する病因を判断する
疾病、治療に伴う影響か
- 手術・化学療法,薬物療法の副作用,身体可動域の制限,安静度制限による苦痛による影響
- ターミナルステージや急性増悪に伴う症状の影響(痛み、倦怠感、呼吸困難など)
統合の視点
ニードの未充足を来している原因および結果を体力・意思力・知識の不足の視点から,各基本的看護の構成要素間の関連性をみながら探求する