本日はみなさんに筋萎縮性側索硬化症(ALS) ゴードン アセスメントを事例付きで解説して行きます。
看護学生さんや看護師さんにとっては、課題作成や実習の際に役立つ情報となっておりますので、ぜひご覧ください。
患者概要
氏名:C氏、59歳、男性
病名:進行性筋萎縮症
体格:172cm、57kg
寝たきり度:D1
要介護状態:要介護5
職業:元大学教授(理学部)
趣味:水彩画
経済状況:退職金や年金で安定、適度な貯金あり
家族:妻の和子さん(58歳)、次男(29歳)との同居
長男(32歳)は市内別居、38歳の妻と1歳(12ヶ月)の息子、7歳の娘と生活
療養に対する家族の希望:
本人:研究を続けつつ、家での生活を継続したい。
妻:夫を家で介護し続けたいと思っている。夫に長く生きてもらいたいが、自分の体力が心配。
息子:両親の意向を尊重し、介護に協力。特に母の健康を気にかけている。
病気の発症経緯:
4年前に左足の弱さを感じ、地元の医院で診察を受けたが、加齢によるものと診断された。
その頃は大学での研究が忙しく、症状を気に留めていなかった。
症状が続くため、大学病院を受診し、進行性筋萎縮症と診断される。
以来、定期的に通院し、日常生活に支障を来すようになった。
3年前、教授職を退任し、家での研究に専念。
自宅を改装し、バリアフリーに。
病気の進行に家族は動揺するが、患者支援団体に参加してから心の支えを得る。
C氏は「生きる意義は思考にある。研究を通じて社会貢献を続けたい。孫の成長を見守り、最期は家族と共にありたい」と願っている。
ゴードン11項目のアセスメントの書き方の例【1.健康知覚-健康管理】
進行性筋萎縮症は、上位と下位の運動ニューロンが原因不明の理由で影響を受ける疾患であり、厚生労働省によって特定疾患に指定されている。
この病気は一般に、50代に多く見られるもので、C氏の場合も50代での発症は一般的な症例から外れていない。
進行性筋萎縮症に罹患すると、5年以内に呼吸困難が深刻化し、死亡に至るか、人工呼吸器の装着が必要となることが多い。
C氏の症状は手足の筋肉の萎縮と脱力から始まり、全身の筋肉が萎縮により衰える過程で発声障害や呼吸筋の障害が加わっている。
これらの症状により誤嚥性肺炎を発症し、現在は人工呼吸器を使用し、胃瘻を設置している。
3年前、進行性筋萎縮症が発症した際には、C氏と妻は大きなショックを受け、夜も眠れないほど悩んでいた。
しかし、患者支援団体に参加したことが転機となり、C氏の発言からは病気を受け入れ、前向きに対応している様子がうかがえる・・・・続きは看護学生宿題代行サービスまで!
筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは
- ALSは運動神経に影響を与える神経変性疾患
- 全身の骨格筋が萎縮・麻痺し、眼球運動を除く。
- 一般的には認知機能低下は伴わない。
- 年齢層は広く、男女比は2:1。
- 上位・下位運動ニューロン障害が特徴。
症状
- 初期は手の巧緻動作困難。
- 症状には筋萎縮・筋力低下、構音障害、嚥下障害、呼吸障害などがある。
- 陰性徴候には膀胱直腸障害、眼球運動障害などが含まれる。
検査
- ALS特異的な検査はなく、複数の検査により診断。
- 主な検査には筋電図、筋生検、血清CKなどがある。
治療
- 主に対症療法。
- 薬物療法にはリルゾール等が含まれる。
- 運動療法や栄養管理、呼吸管理、合併症の予防と治療が重要。
経過と管理
- 進行性で、発症から死亡まで平均3.5年。
- 管理には対症療法、精神的サポート、家族支援が含まれる。
看護計画
- アセスメントには疾患進行状況、患者・家族の生活変化、増悪因子の有無などを評価。
- 看護問題には呼吸状態の悪化などが含まれる。
- 目標と介入には呼吸管理、吸痰施行、体位交換、口腔内清潔保持などがある。
- 教育には患者・家族への疾患理解促進が含まれる。

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