長期目標:
患者が現実を正しく把握し、混乱の出現が減少する
短期目標:
患者の精神状態が安定し、日常生活動作(ADL)の自立度が向上する
観察計画(OP):
- 患者の水分出納を確認し、適切な水分摂取を促進する
- 薬物の使用状況を監視し、副作用による混乱のリスクを評価する
- 疼痛の有無と程度を評価し、適切な疼痛管理を行う
- 精神状態の変化を観察し、混乱の兆候を早期に捉える
- 患者とのコミュニケーション能力を評価し、必要に応じて対策を講じる
援助計画(TP):
- 環境を調整し、安心して過ごせる空間を提供する
- 安全性を高めるために、患者の活動範囲に適切な監視を行う
- 患者に適量の有意味な感覚刺激を与え、1度に1つだけの指示を明確にする
- 家族や友人に対して、患者が混乱している時間帯はそばで見守るように協力を依頼する
- 患者を現実に引き戻すための方向付けを行い、適切な役割を促進する
教育計画(EP):
- 家族に対し、患者の混乱状態を理解し、是認しないように指導する
- 患者と家族に、安全が守れるような環境整備の重要性について教育する
- 患者のなじみのある物を自宅から持参するように家族に指導し、患者の安定感を高める
- 患者と家族に、日常生活動作(ADL)の向上を目指した自立支援策を教育する
- 患者の話す内容に注意を払い、患者が抱える不安や懸念に対する支援策を家族と共に検討する