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看護過程

川崎病患児の看護過程を小児看護で展開する方法|11ヶ月女児の事例で徹底解説

この記事は約16分で読めます。

川崎病患児の看護過程作成に悩んでいる看護学生の皆さん、こんにちは。

小児看護学における川崎病の看護過程は、特有の症状管理、心臓合併症のリスク管理、乳児期特有の発達段階への配慮、家族への支援など、多面的なアセスメントが求められるため、多くの学生が難しく感じるテーマです。

本記事では、川崎病で入院した11ヶ月女児の架空事例を用いて、ヘンダーソンの14の基本的欲求別にアセスメントのポイントと看護問題の導き方を具体的に解説します。

この記事を読むことで、川崎病患児とその家族への看護の全体像が理解でき、実習記録作成の参考になるはずです。

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事例紹介|川崎病で入院した11ヶ月女児

患者プロフィール

Pちゃん、11ヶ月女児

診断名:川崎病

既往歴:なし

家族構成:両親と同居

発症の経緯

5日前(9/10):夜に38.6℃の発熱あり、夜間救急外来受診、解熱剤処方で帰宅

4日前(9/11):活気なく離乳食全く食べず、ミルクのみ摂取

3日前(9/12):体温38℃台、活気なく食欲不振継続

2日前(9/13):食欲不振継続も離乳食少し摂取

前日(9/14):一日中活気なく、食事も水分もほとんど摂取せず、夜間救急外来受診、緊急入院

入院時データ(9/15)

身長70.5cm、体重8500g、カウプ指数17.1(普通体型)

バイタルサイン:体温39℃、心拍数140回/分、呼吸数48回/分、血圧108/62mmHg

SpO2:非啼泣時100%、啼泣時94%に低下

川崎病の主要症状

5日以上続く発熱

両眼の充血(眼脂なし)

口唇の乾燥、口腔内粘膜・舌の充血

両頸部リンパ節腫脹(触れると激しく啼泣)

手指から体幹にかけて発疹

検査データ

血液検査:RBC 420万、Hb 12.0g/dL、Ht 35%、TP 7.5g/dL、Alb 3.6g/dL

肝機能:AST 40IU/L、ALT 52IU/L(軽度上昇)

腎機能・電解質:BUN 12.6mg/dL、Cr 0.32mg/dL、Na 142mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 106mEq/L

心エコー:冠動脈瘤なし(現時点)

治療内容

γグロブリン療法(冠動脈瘤予防)

輸液:ソリタT3 40mL/h

抗生剤:フルマリン0.2g/回 1日3回

アスピリン:30mg/kg分3(解熱後は5mg/kg 1日1回に減量予定)

解熱剤:アルピニー坐薬100mg 必要時

心電図モニター装着

発達状況

つたい歩き、ハイハイで移動

指先を使った遊び、ボール転がし好む

指さしと「あーあ」「うーう」の発語

母親への分離不安強い

ヘンダーソン14の基本的欲求別アセスメント

1. 正常に呼吸する(循環含む)

主観的データ(S情報)

なし(乳児のため言語表現困難)

客観的データ(O情報)

呼吸数48回/分(正常値24回/分)

呼吸速迫、時折乾性咳嗽

啼泣時SpO2 94%に低下

母親から離れると啼泣、母親にしがみつく

看護師が近づくと啼泣

RBC 420万、Hb 12.0g/dL、Ht 35%(正常範囲)

心エコー:冠動脈瘤なし(現時点)

γグロブリン療法実施中

アセスメントの要点

【乳児期の発達と愛着】

11ヶ月は乳児期で、基本的信頼感を獲得する時期です。

母親が最も信頼できる他者であり、少しでも離れると啼泣します。

デンバー式発達スクリーニング検査から、運動・言語発達は正常です。

【呼吸生理の特徴】

小児は横隔膜が水平に近く、陰圧も小さい状態です。

腹部膨満により容易に横隔膜の動きが制限され、肺コンプライアンスが低くなります。

呼吸筋は未発達で、容易に呼吸筋疲労を生じます。

胸郭が柔らかく、陥没呼吸となりやすい特徴があります。

【現在の呼吸状態】

呼吸数48回/分と頻呼吸があり、安楽な呼吸が行えていません。

啼泣時にSpO2低下が見られます(94%は酸素療法が必要なレベルではない)。

啼泣の原因:入院による環境変化、母親との分離不安、川崎病の不快症状

【ガス交換】

血液データは正常範囲で、ガス交換障害はありません。

しかし、啼泣により呼吸の安楽が障害されています。

【心臓合併症のリスク】

川崎病により冠動脈に炎症が起こり、冠動脈瘤形成のリスクがあります。

現時点で冠動脈瘤はありませんが、5〜7病日頃から拡張が現れやすく、10〜14病日頃に最大径に達します。

現在7病日目であり、今後心筋梗塞を起こす可能性があるため注意が必要です。

【γグロブリン療法のリスク】

生物由来製剤であり、アナフィラキシーショックのリスクがあります。

口唇しびれ、皮膚紅潮、心悸亢進、呼吸困難、血圧低下、意識障害などの観察が必要です。

【アスピリンの副作用】

抗炎症作用・抗血小板作用があり、止血作用を抑制します。

皮膚の掻破や打撲による内出血などの観察が必要です。

看護問題

川崎病の苦痛症状に関連した安楽障害(啼泣による呼吸困難)

川崎病による冠状動脈の炎症に伴う心臓合併症のリスク

2. 適切に飲食する

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

入院前:活気なく離乳食全く食べず、ミルクのみ

入院時:口唇乾燥、口腔内粘膜・舌の充血

両頸部リンパ節腫脹、触れると激しく啼泣

Alb 3.6g/dL(正常値3.8〜5.2g/dL):軽度低下

肝機能:AST 40IU/L、ALT 52IU/L(軽度上昇)

入院翌日:体温38.2℃、活気なく、ミルク嫌がりほとんど飲まない

アセスメントの要点

【食事の重要性】

幼児にとって食べることは、栄養摂取だけでなく、成長発達のため重要な役割があります。

【食事摂取困難の原因】

発熱による消化機能低下

口腔症状(口唇乾燥、粘膜充血)による痛み

環境変化によるストレス

薬剤副作用

【栄養状態】

Alb 3.6g/dLと軽度低下しており、栄養状態の低下が見られます。

これにより感染リスク上昇、体力消耗が考えられます。

【肝機能】

AST、ALT軽度上昇あり、肝機能低下が見られます。

アスピリンの副作用により肝機能障害、嘔気、食欲不振などが生じる可能性があります。

黄疸、疲労感、食欲不振などの観察が必要です。

【発育状況】

カウプ指数17.1で普通体型、身長・体重ともに50パーセンタイル値で順調な経過です。

【腎機能・電解質】

BUN、Cr、Na、K、Cl正常範囲で、腎機能・電解質バランスは保たれています。

しかし、発熱による不感蒸泄増加、口腔症状による水分摂取困難から、常に脱水リスクがあります。

輸液療法で予防していますが、乳児は点滴自己抜去のリスクがあり、確実な輸液管理が必要です。

看護問題

栄養低下・清潔保持困難に関連した感染リスク

3. あらゆる排泄経路から排泄する

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

紙おむつ着用

排尿6〜7回/日

排便2〜3回/日、普通便

腎機能・電解質正常

輸液療法実施中

アセスメントの要点

11ヶ月であり、自力で排泄できないため、オムツ使用は正常な経過です。

入院前の排尿・排便回数は正常範囲でした。

【脱水リスク】

小児は体重の約70%が水分で、水分割合が高い状態です。

体重あたりの尿排出量が多く、代謝に伴う皮膚からの水分排出も多いため、脱水になりやすい傾向があります。

高体温持続、食事摂取量減少により、容易に脱水になりやすい状態です。

検査データより腎機能・電解質バランスは正常で、輸液療法により脱水症状は見られていません。

今後、脱水症状出現に注意し、水分摂取を進める必要がありますが、口腔症状があるうちは困難です。

母親に介助を依頼したり、Pちゃんの欲しがる飲み物から摂取を勧めます。

川崎病は下痢を伴うことも多く、今後の排便状況の情報収集が必要です。

看護問題

なし(現時点で正常)

4. 身体の位置を動かし、良い姿勢を保持する

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

入院前:ハイハイ、つたい歩きで移動

入院時:活気なくぐったり、首をあまり動かさず体ごと向きを変える

持続点滴、心電図モニター装着

アセスメントの要点

【正常発達】

乳児期は運動機能が著しく発達します(4ヶ月で首すわり、7ヶ月でお座り、1年で一人歩き)。

ハイハイ、つたい歩きができることから、正常な経過をたどっています。

【活動耐性の低下】

発熱、頸部リンパ節腫脹、口腔・口唇の発赤による疼痛、倦怠感により活動耐性が低下しています。

回復に伴い徐々に日常生活動作ができるようになりますが、点滴ルート・心電図モニターがあります。

自己抜針、引っかかりによる転倒に注意しながら見守りが必要です。

母親への指導も必要です。

看護問題

危険回避行動を取れない年齢に関連した転倒・転落のリスク

5. 睡眠と休息をとる

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

性格:明るく活発だが寂しがり屋

発熱、疼痛などの症状継続

持続点滴治療中

夜中1時頃体温39.2℃に上昇、解熱剤使用

母親が離れようとすると啼泣、しがみつく

アセスメントの要点

【睡眠の発達】

乳児では生後6週頃から睡眠時間がまとまり始め、生後6ヶ月頃までに覚醒から睡眠への移行時間が定着します。

レム睡眠とノンレム睡眠が規則的に交互に起こります。

乳児期は中枢神経成熟に伴いレム睡眠の割合が減少します。

【睡眠への影響因子】

物理的環境、母親の心理や育児態度、乳児の気質などが影響します。

【夜泣きへの対応】

生後6ヶ月〜1歳半頃は夜泣きが起こりやすい時期です。

空腹、暑さ・寒さ、おむつ汚れ、衣服の締めつけなど考えられる原因を取り除きます。

【現在の状況】

入院後、発熱、症状による疼痛、点滴などの治療処置による不快から、十分な睡眠がとれていない可能性があります。

睡眠不足は体力消耗、治療への悪影響をもたらします。

睡眠時間が減ると悪循環となり、昼間の活動量低下、睡眠の質悪化につながります。

睡眠覚醒リズムは容易に乱れ、元に戻るのに時間を要します。

不眠時は指示の頓服薬を使用するなど、睡眠に関するケアが必要です。

【分離不安】

身体的苦痛を抱える乳児が母親にそばにいてほしいと願うのは自然な反応です。

寂しがり屋という性格から、母親の不在は大きな影響を与えます。

睡眠状況を把握し、少しでも長い時間母親に付き添ってもらえるよう支援が必要です。

看護問題

なし(睡眠状況の継続的な情報収集が必要)

6. 適切な衣類を選び、着脱する

主観的データ(S情報)

母親:嫌がることもあるがかわいいお洋服を着るとご機嫌になるようだ

客観的データ(O情報)

入院前:母親が好みのもの、肌触りの良い物を気温・体調に合わせて選択

発熱、疼痛などの症状継続

口唇乾燥、口腔内粘膜・舌の充血

アセスメントの要点

年齢から自分で更衣はできないため、他者の介助が必要です。

入院前の母親の管理状況は適切でした。

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入院後は発熱による倦怠感があり、引き続き更衣の介助が必要です。

口腔粘膜症状による疼痛があるため、着脱時に衣類が唇に当たらないよう襟が大きく開いた衣類を着用するなどの工夫が必要です。

看護問題

なし(適切な支援により充足可能)

7. 体温を生理的範囲内に維持する

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

入院時:体温39℃

解熱剤使用後37.8℃→夜23時38.5℃に再上昇

夜中1時39.2℃→解熱剤使用→翌10時38.2℃

抗生剤、γグロブリン療法実施中

アセスメントの要点

【小児の発熱の特徴】

小児期の発熱のほとんどは細菌性またはウイルス性感染症です。

小児が成人より発熱しやすい理由:

・体重に比べ基礎代謝が大きく、熱容量は小さいため体温が不安定

・体温調節中枢が未発達で高体温になりやすく、環境温度の影響を受けやすい

・体重に比べ体表面積が大きく、皮下脂肪層が少なく、筋肉層も薄いため熱放散が大きい

・発汗機構が未熟、皮膚血管の温度反応が緩慢

・免疫力が弱く感染症に罹患しやすい

・新陳代謝が盛んで運動が活発

【熱性けいれんのリスク】

6ヶ月以上6歳未満の小児では38.0℃以上の発熱でけいれんを起こすことがあります。

現在38.2℃であり、注意が必要な状況です。

【体温調節】

母親は入院前から気温や体調に合わせて着せており、体温調整は可能です。

今後もPちゃんの体温調整の必要性を指導し、依頼する必要があります。

看護問題

38.0℃以上の発熱があり、けいれんを起こすリスクがある

8. 身体を清潔に保ち、身だしなみを整え、皮膚を保護する

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

発熱継続、発汗あり

入浴不可、1日1回清拭実施

口唇乾燥、口腔内粘膜・舌の充血

手指から体幹にかけて発疹

持続点滴治療中

アセスメントの要点

【清潔行動の制限】

発熱に伴う体力消耗、点滴治療のため清潔行動が制限され、入浴できていません。

【乳児の皮膚の特徴】

皮膚全体が薄く、体重に比べ体表面積が大きいため、体重あたりの不感蒸泄量が多くなります。

体表面積に比べ汗腺が多く、汗をかきやすい状態です。

新陳代謝が盛んで、発熱による発汗もあり、皮膚が不潔になりやすい状態です。

【感染リスク】

乳児期は皮膚の外的防御力が弱く損傷を受けやすい状態です。

川崎病の症状(発疹、口腔内粘膜充血)により皮膚が脆弱です。

免疫力が未熟で感染を引き起こしやすい状態です。

栄養低下による免疫力低下のおそれがあります。

【清潔ケアの必要性】

感染予防のため毎日の清潔ケアが必要です。

発汗時はこまめに寝衣交換を行います。

手足の膜様落屑、感染予防のため爪を短く切る、手指の清潔、手袋で保護するなどを行います。

【口唇・口腔ケア】

口唇は乾燥しやすく、皮膚の出血を起こしやすい状況です。

ワセリン軟膏を塗布し、保湿・保護する必要があります。

口腔内粘膜も傷つきやすいため、やわらかい歯ブラシを使用するよう母親に指導します。

看護問題

栄養低下・清潔保持困難に関連した感染リスク

9. 環境のさまざまな危険因子を避け、また他者を傷害しないようにする

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

11ヶ月女児

両頸部リンパ節腫脹、触れると激しく啼泣

首をあまり動かさず体ごと向きを変える

持続点滴、心電図モニター装着

アセスメントの要点

【発達段階と危険回避能力】

ピアジェの発達段階論では0〜2歳を感覚運動期と呼びます。

言葉を使えないため、吸う・触る・なめる・見る・叩くなどの手段を通じ、あらゆる感覚を用いて物事を把握しようとします。

危険を回避するための運動機能や周囲の状況を判断するための認知機能が未熟です。

転倒・転落といった事故を起こしやすく、自己にて危険回避行動がとれません。

【現在のリスク】

点滴チューブ、心電図モニターのコード、頸部リンパ節腫脹による体動制限により身体が上手く動かせません。

不慮の事故のリスクが高まっています。

年齢から自己によって危険回避することはできないため、母親にPちゃんの危険予防法を指導する必要があります。

看護問題

危険回避行動を取れない年齢に関連した転倒・転落のリスク

10. 自分の感情・欲求・恐怖・気分を表現して他者とのコミュニケーションを保つ

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

入院前:欲しい物や行きたいところへ指さしして「あーあ」「うーう」など声を出す

看護師が近づくと啼泣

各種治療薬の内服

アセスメントの要点

【言語発達】

「あーあ」「うーう」など声を出しています。

DENVERⅡから見ても、この時期はまだ喃語を話す時期であり、正常な発達です。

言語にて自分の不快やして欲しいことを相手に伝えることができないため、表情や発語を注意して観察し、何を求めているのかをキャッチする必要があります。

【入院環境への不安】

慣れない環境や医療処置がPちゃんの不安を増強させる要因となっています。

小児にとって初めての経験や慣れないことには、不安や恐怖のため強く抵抗します。

Pちゃんの意思や反応を十分に受け止めながら、実施することを一つひとつわかりやすく伝える必要があります。

現在の環境に馴染んでもらえるように、遊びやコミュニケーションを取り入れたり、日々の看護ケアを通じて信頼関係を構築します。

【内服への対応】

この年齢の児では内服の必要性の理解ができないため、拒否されることが多くなります。

川崎病の症状により不機嫌となっているため、さらに拒否が強くなることが推測されます。

Pちゃんが飲みやすいよう工夫したり、飲めた際にはPちゃんの頑張りを支持し、できたことを褒めることで、自信や積極性の獲得につなげます。

お気に入りのぬいぐるみの持ち込みを許可したり、プレパレーションを使った説明でPちゃんの不安を軽減する関わりも必要です。

看護問題

なし(適切な支援により充足可能)

11〜12. 信仰・達成感に関する欲求

情報

情報なし

看護問題

なし

13. 遊びやレクリエーションに参加する

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

入院前:指先を使った遊び、ボールを転がす遊びを好む

入院時:活気なくぐったり

持続点滴、γグロブリン療法実施中

アセスメントの要点

【遊びの意義】

小児にとって遊びは、怒りや不満など抑圧させたり情緒を表出したり、現実生活で充足できない願望を満たすことができます。

これにより精神的に健康な生活を取り戻すことが可能になります。

【現在の状況】

川崎病による入院により遊びを取り入れることができない状態と推測されます。

点滴、モニター類、床上安静による行動制限があり、ストレスが蓄積し不機嫌となっている可能性があります。

病状が回復してきたら、Pちゃんが好きな遊びなどを聴取し、無理のない範囲で遊びを取り入れます。

遊びを通じて信頼関係を構築し、看護師に対する恐怖心や警戒心を低減するよう関わります。

看護問題

なし(回復に応じた支援が必要)

14. 学習し、好奇心を満足させる

主観的データ(S情報)

なし

客観的データ(O情報)

既往歴なし

予防接種:4種混合、BCG、Hib、小児用肺炎球菌、B型肝炎 接種済み

5日前に発熱で夜間救急受診

前日に活気なく食事・水分摂取ほとんどなく再受診、緊急入院

γグロブリン療法実施中

アセスメントの要点

【発達段階】

エリクソンによると乳児期は基本的信頼感を獲得する時期です。

ピアジェによるとPちゃんは感覚運動期です。

対象を見る、触るなどの感覚を通じて捉え、掴んで投げるなどの運動的働きかけにより外界を認識します。

【母親への指導の重要性】

ほとんどのケアを母親に依存している状況のため、疾患や治療に関する母親の知識がPちゃんの療養生活に大きな影響を与えます。

既往歴がないことから、初めての川崎病罹患であり、疾患に関する知識がないことも考えられます。

母親の疾患や治療に対する理解を聴取し、理解度に合わせて指導する必要があります。

【予防接種の適切性】

予防接種は年齢に応じたものが接種できています。

ワクチン接種前3ヶ月にγグロブリン製剤を投与された場合、生ワクチン(BCG、ロタウイルス除く)の効果を低くする可能性があります。

大量のγグロブリン製剤を投与された場合は、6ヶ月以上過ぎるまで生ワクチン接種を延期することが推奨されています。

母親に今後のワクチン接種の注意点を説明し、病院で医師と相談しながら進めるよう指導する必要があります。

【母親の健康管理意識】

入院5日前に発熱で夜間救急受診しています。

その後もPちゃんの状態をモニタリングし、再度受診できています。

川崎病は早期の免疫グロブリン・アスピリン療法が必要であり、病日5日目で治療を受けることができたのは母親の健康管理への意識が高かったからです。

看護問題

なし(母親の管理意識は良好)

看護問題の優先順位と看護計画

看護問題の明確化

優先順位1位:川崎病の苦痛症状に関連した安楽障害

発熱、口腔症状、リンパ節腫脹による疼痛が啼泣を引き起こし、呼吸困難をもたらしています。

優先順位2位:川崎病による冠状動脈の炎症に伴う心臓合併症のリスク

5〜7病日頃から冠動脈拡張が現れやすく、現在7病日目で注意が必要です。

優先順位3位:栄養低下・清潔保持困難に関連した感染リスク

Alb低下、発熱による発汗、入浴制限、皮膚の脆弱性から感染リスクが高まっています。

優先順位4位:危険回避行動を取れない年齢に関連した転倒・転落のリスク

つたい歩き開始期で歩行が不安定、点滴・モニター類により転倒リスクがあります。

看護計画(優先順位1位)

看護問題:川崎病の苦痛症状に関連した安楽障害

長期目標

川崎病の症状による全身の苦痛が緩和され、安全・安楽に過ごすことができる

短期目標

啼泣することが少なくなり、笑顔が見られるようになる

夜間覚醒することがなくなり、日中はベッド上で遊ぶことができる

OP(観察計画)

口唇の腫脹、亀裂、咽頭粘膜の発赤の有無と程度

硬性浮腫の有無、発疹の有無

疼痛の有無・程度

機嫌、活気、夜間の睡眠状況

検査データ

点滴刺入部の発赤・腫脹の有無、滴下速度

モニター・点滴ラインが身体に絡まっていないか

医療者に対するPちゃんの反応

1日の過ごし方、遊びに対して関心を示すか

TP(ケア計画)

食事や飲み物はPちゃんが好むものを与える

口唇にワセリンを塗布し、亀裂が生じている部分を保護する

口唇を刺激しないよう着脱時に口唇に触れない衣服を着用する

治療により早く熱が下がり症状が改善していくことに伴い、苦痛も軽減していくことを家族に伝える

バイタルサイン測定、清潔ケアはPちゃんの生活リズムに合わせて計画する

ケアを行うときは安心できるように笑顔で言葉がけを行う

ケアが終わった後は「がんばったね」などPちゃんをねぎらう声かけをする

検温は家族に抱っこしてもらうなど協力を得る

清潔ケアは家族と一緒に行う

Pちゃんが好きなテレビ番組や動画の視聴、手遊び歌、絵本の読み聞かせなど、ベッド上でできる受容的な遊びを提供する

EP(教育計画)

家からお気に入りのおもちゃやぬいぐるみを持ってきてもよいことを説明する

昼間寝ているときには「お昼寝中です」の札をカーテンのところにつけておくように説明する

まとめ|川崎病看護のポイント

川崎病患児の看護では、特有の症状管理、心臓合併症のリスク管理、乳児期特有の分離不安への配慮、家族を中心とした療養支援が重要な柱となります。

本事例のPちゃんのように、乳児期の患児では、母親との信頼関係を基盤とし、啼泣による呼吸困難の軽減、快適な療養環境の提供、冠動脈合併症の早期発見が看護の重要な役割となります。

看護学生の皆さんは、このような架空事例を参考にしながら、実際の患児の個別性を大切にした看護過程を展開してください。

川崎病看護は、急性期の全身管理から回復期の合併症予防、そして退院後のフォローアップまで継続的な視点が必要であり、患児が安全・安楽に回復できるよう支援することが看護の重要な役割となります。

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