術後の主な随伴症状と合併症

この記事は約2分で読めます。

低血圧

原因 多くの場合、手術中水分出納バランスによって循環血液量減少状態になっていることによる。特に予期しない大量出血があった症例の場合、術中の補充療法が不十分であったことが多い。また、利尿薬により急速に尿量が増えた場合にも起こる。 その他の原因として、うっ血性心不全や筋虚血などの心疾患、手術終了の直前に入れた硬外麻酔の影響、輸血反応、体温低下に対する加温によって血管拡張が起こった場合などがある。

高血圧

原因 疼痛、術前よりある高血圧症が、治療の不十分、膀胱充満、高炭酸ガス血症などである

乏尿

原因

  • 循環血液量の減少、心拍出量の減少、血圧低下など腎臓機能以外の要因
  • 腎機能低下
  • 尿路や導尿カテーテルの機械的閉塞

気道閉塞

原因

手術室で気管チューブを抜管した患者で、回復室で気道閉塞を起こす場合がある。覚醒遅延の患者では特に注意を要する

声門浮腫・声門下浮腫

原因

  • 顔面・口腔内の手術で、手術中に気管チューブが動きやすく気管チューブによる声門部への機械的な刺激が大きかった場合
  • カフ内圧が高かった場合
  • 不適切なサイズの気管チューブを使用した場合
  • 抜管時のバッキングが激しかった場合

低酸素血症

原因

  • 覚醒遅延による換気不良
  • 筋弛緩効果の残存・拮抗不十分
  • 低体温
  • 疼痛による換気不良
  • 肥満患者での換気不良
  • 呼吸器系の問題などである

高炭酸ガス血症

原因 換気量が不十分なことによる。残存する麻酔薬の影響。筋弛緩薬の拮抗が不十分、術後痛に対して投与した鎮痛薬の影響などが原因となる。

コメントをどうぞ ※匿名可

タイトルとURLをコピーしました