- 乳幼児は室内で過ごすことが多く、室内の環境は成長に大きく影響する
- 日当たりや風通しがよい部屋で、室温は冬季には20℃前後で夏季には26~28℃とすることが望ましく、湿度は50~60%に維持されることが理想である。
- 湿度の管理は年少児ほど注意する
- 暖房は室温が10℃以下のところでは必要で換気に注意する
- 冷房では下界との差が5℃以上にならないようにする
- 着衣での調整や家具での調整の配慮をする
- 乳幼児が室内をはったり指しゃぶりをしたり、口に物を入れたりすることを考慮して清潔にしておく必要がある
- 室内での危険物では感染や打撲、転倒などの原因となるものばかりでなく、薬品や刃物、タバコ、ライター、ビニール、アイロンなどを生活環境上で子どもにとって多くの危険物が存在する
- 小児の成長過程で危険なものを体験し、学習させることも必要である
外気浴・日光浴
- 子どもの皮膚を外気に触れさせる外気浴は生後1ヶ月頃から開始する
- 季節にかかわらず散歩などで戸外の空気に触れさせる
- 5分間くらいから時間を増やして行き、1歳くらいには2~3時間まで延長する
- 戸外での外気浴は生活に変化をもたらす日課の一つである
- 日光浴はくる病予防のために勧められていたが、最近は紫外線や日焼けが問題となっている
- 皮膚や粘膜を鍛え、活動性を高めるためにはいい機会である
- 直接日光にさらすのではなく、顔や頭部の保護、季節の時間を考え、紫外線対策を考慮した上で実施する必要がある