あなたなは知っていますか? 実習で追いつめられる看護学生について
先日、知り合いの看護学校の教員から看護学校で生徒が、実習中に自殺してしまったという話を聴きました。
よくよく話を聞いてみると、実習中に指導をしていた看護教員や実習指導ナースに追い詰められていって、うつになって、ある日実習を休んだと思ったら翌朝自宅にてひとり亡くなっているところを駆けつけた知人が発見したということなんです。
それを聞いてショックを受けましたし、悲しくも思ったのですが、ほぼ毎年、その看護学校ではそういった事があるそうなのです。
無理はしないで欲しい
私が追いつめられる学生に言いたいのは無理はしなくていいということ。
看護への道をあきらめて別の道を進んでいいということです。
一般的に看護師になる人には頑張り屋さんが多いようです。
精神科実習などで患者さんに「頑張らないでいいですよ」なんて言いながら、本人が無理して頑張っていて、疲れきっている事もあるのではないでしょうか?
焦らず平常心を保つこと
人は焦ると平常心を保つことが出来なくなります。実習中なんてなおさらそうでしょう。
しかし、落ち着きがないと冷静な判断はできません。冷静な判断が出来ない人に危篤状態の患者さんの看護が出来るでしょうか?
またそういった看護師に自分の大切な家族の命を預けると思うと、少し複雑な気持ちになりませんか?
理想の自分像が高くなってませんか?
人は多かれ少なかれ自分に目標を掲げます。 看護学だって何かにつけて目的や目標を提示しなければなりませんよね。
ですが、それって本当にいいことなのでしょうか?
たとえばダイエットしたいけど、目標の体重になかなか至らない。 もっとコミュニケーション能力を高めてテキパキ仕事をこなしたいけれど、内向的な性格で人前で自分の思いをさらけ出せない。
そういった目標や理想と今の自分がかけ離れている。だから自分に自信を持てなかったり、自己嫌悪に陥ったりするのではないでしょうか。
その目標が達成されない限り、人は一生自分に満足できない。
実習生は明日が来るのを恐れている
有識者の間では今この瞬間を生きる事が人にとってどれほど大事なことかということが昔からよく言われてきました。
過去や未来を気にすると気持ちにブレが生じてしまい、今を楽しめなくなってしまいます。
あの時ああすればよかった、と後悔したり。
これから起こる未来が真っ暗だと思いこんだり。
それでは今を楽しむことなんて到底できません。
あなたは本当に看護が好きですか?
好きじゃない事を仕事にすると、毎日職場にいくのが億劫になりますよね。
仮にあなたが看護資格を取ったとしても、長続きせず、時間の無駄になるかもしれません。
でも、私も看護が好きと言われれば即答できないし、自分が看護師に向いているなんて思ったことは一度もありません。
無理して好きなことを仕事にしなくてもいい。って思ってます。
『仕事は仕事、プライベートで楽しいことたくさんすればいい』って思ってます。
実際の現場には仕事はきついけど『ローンの支払いのため』、とか『給料がいいから』という理由だけで働いている人はたくさんいます。
努力すれば報われると思っていませんか?
亡くなった学生の詳細は分かりませんが、とてもまじめで従順で頑張り屋さんだったということです。
まだ20代前半だったそうで、両親の事を考えると胸が痛みます。
頑張って努力して、苦痛に耐え忍んで、その先に自分の死が訪れたとしたら、その人生は無情だけど、本当にそれだけで終わりです。
その学生の努力に対する報いは訪れていない。
人生はTVドラマと違って起承転結がありません。
人生は一度きり、あなたの人生はそれでいいのでしょうか?
楽しことを思いっきりする人生と、苦痛を耐え忍ぶだけの人生。どちらがいいかなんて考えるまでもないです。
じゃあ、どうするのか?
実は人生を楽しくする方法なんてとてもシンプル。
あなたは好きな物を食べ、好きな映画を見、好きな洋服を買い、好きなだけ眠る。
自分が好きなことをする。自分が楽しいと思うことをする。
大事なのは好きか嫌いかというのを自分軸で感じ、行動するだけ。
それだけで自分に活気や笑顔が増え、運気は上がってきます。
考えるのではなく、感じてみてください。
ちなみに人はこういった考えをすると生きるのが辛くなります。
- 損得でもの考える
- 正しいか間違っているかで物事を考え行動する
- 他人の軸で生きる(こうすると誰かに喜ばれる。こうすると怒られる、こうすれば誰かを敵に回さないで済む。など)
人はいくらいい人を演じても周りの人すべてに好かれることはありません。 自分の本音を隠し、他人に合わせる。
それは多くの人に好かれそうですが、好かれているあなたに嫉妬して攻撃してくる人も出てくるでしょう。
それは好感度の高い有名人や人気タレントがネット上で必ず誰かに叩かれるのと同じ理由です。
世の中に嫌われない人などいない。
ならば自分を出して、その結果誰かに嫌われてもいいじゃないか。
いい人ぶっても自分中心で生きても結果は同じなんだから。
それがわかるのであればもう『いい人ぶる』必要なんてないのではないでしょうか?
私もかつて悩んでいた
最後に私がなぜこのような事を言っているかというと、私も昔は実習生でした。
それもかなり苦労した学生だったと思っています。
たくさんの指導者に駄目出しされたり、自分の言動によってチームメンバーに無視されたり、いじめにあったりして、悩んで、鬱になって精神科へ通った事もあります。
ホント、あの時は上手くいかない事ばかりでした。
でもそんな辛い実習を乗り切れたのはインターネット上で様々な実習に関する攻略資料をそろえていたことや、自分が様々な自己啓発書や偉人の言葉・格言、伝記などから学んだことです。
そんな経験から皆さんが楽しく、余裕を持って実習して欲しいという思いがあってこのデータを作りました。
それが本当に学生の皆さんにとって役に立つのかは皆さん次第ですが。
さて、それでは今回はこの辺で失礼したいと思います。