看護目標
1、 病型を把握し、障害の程度に応じた生命維持が行える
2、 状態の変化に早期対応し二次的障害を予防できる
3、 発達レベルに応じた関わりADLの援助を行いQOLの向上を図る
4、 家族の声に耳を傾け子供に対する受容を促す支援を行う
#1.日常生活行動が、CP,MR、EPI等の疾患により維持することが困難である。
目標 ①.事故なく生活できる(転倒、転落、誤嚥、窒息))
②.患者に合った身体の保持ができる(栄養、姿勢、活動、休息)
③.発達レベル、ペースに合わせたADLが維持できる
O-1、日常生活行動の把握
2、運動能力、障害のレベルの把握
T―1、患者の発達レベルに合わせた食事形態の選択・自助具の使用
2、身体・活動量に合わせた必要カロリー・水分の算出
3、成長発達の評価
4、日常生活動作の評価
5、麻痺・硬直・萎縮・変形の程度の把握
6、安全な環境の維持
7、入浴、清拭、更衣時は全身の状態を観察する
8、時間的に体位変換を行う
E-1、自分で行えるADLは自分でするよう指導する
#2.
CPにより種々の刺激から痙攣発
作を誘発し易い
目標 ①重積発作が予防できる
②指示量の薬物が確実に内服できる
O-1、発作の型・持続時間・頻度・移行状態
2、随伴症状
3、抗痙攣剤の副作用
4、発作時の指示
T-1、気道確保
2、誤飲予防
3、環境の調整(部屋の考慮・安楽な体位)
4、指示された薬剤の確実な投与
5、面会時の家族への配慮・不安への対応
E―1、外泊・外出時家族へ発作時の対応を説明する
2、内服薬の必要性
#3胸郭運動制限や呼吸筋の障害、摂食・運動障害など様々な障害がある。
更に、抵抗力が弱い為合併症を起こしやすい。
目標 ①誤燕性肺炎を起こさない
②痰貯留による呼吸困難が予防
できる
③褥瘡予防ができる
④イレウスを起こさない
⑤脱水をおこさない
⑥窒息を予防する
⑦横隔膜ヘルニアをおこさない
⑧栄養状態の維持
0-1、誤燕性肺炎の徴候(嚥下機能・肺雑音・痰貯留の有無・呼吸数・喘鳴の有無
2、発熱・血液データ・血液ガス・胸部X-P
3、イレウスの徴候(自律神経障害による排便・排尿障害の有無・腸蠕動の有無・腹満の程度)
4、食欲、食事摂取量、嘔気・嘔吐の有無、便の性状
5、ADL活動量状況、褥瘡の有無
T-1、肺理学療法(ネブライザー・吸入・体位ドレナージ・全身のリラクゼーション・スクイージング)吸引・気道確保
2、排便コントロール(飲水、緩下剤の使用、腹部マッサージ)
3、脱水状態(水分バランス、尿量、尿比重)にしない。必要時輸液の管理。
4、経管栄養患者の胃出血時は絶食(輸液による水分補給)又はメニュー変更
5、経管栄養患者は栄養前にしっかり吸引による痰喀出をし、胃内のチューブの確認をする
E-1、ケアーを行う前にはしっかり声かけをし、説明してから行う
#4、知的障害・運動障害などにより自分の意志が訴えられない。
目標 ①、患者の知的能力・運動能力にあったコミュニケーションがとれる。
②、患者の変化、訴えに気付くことができる。
③ストレス・コミュニケーション障害からくる自傷行為、異食に注意する。
O-1、個々のコミュニケーション手段の把握
2、苦痛、気分不快、空腹、疼痛の有無
3、関わり、ケアーに対する反応
T-1、てい泣、不快発声時その内容をよみとる(おむつ交換・体位変換・水分追加・掛け物調節・環境調整等)
2、患者にあったコミュニケーション手段で対応する
3、一人一人の可能性を見つけ時間がかかっても根気
よく一緒に努力する
4、発達段階、障害レベルの程度を把握する
5、手のかけすぎは過保護となり成長の妨げとなる為、自分で出来るところは自分で行う
6、個々の身体能力にあった統一した対応ができるよう、スタッフ間で話し合いをし決定していく。
E-1、発達レベルに応じ、理解できるものに対して
も良し悪しの区別を教え、しかる・ほめるなどの
はっきりとした態度で接する