からだを動かし適切な姿勢をとる
S情報
- 希望する姿勢、体位
- 体位変換,移動時の介助者に対する訴え(不満, 要望)
- 気分
- 現在の姿勢,体位の苦痛の有無
O情報
- 歩行,立位,坐位時の姿勢、睡眠時の体位,またそれらの行為の自立度
- 体位保持のバランスや状況
- 年齢
- 疾病や障害の程度(麻痺等による運動能力低下の程度,意識障害の程度、視覚・感覚能力の程度など)
- 皮膚の状態(発赤、褥瘡の有無)
分析の視点
歩行,立位,臥位,体位変換などが自力で保てない原因を判断する。
移動動作の能力,自立度の程度を判断する
身体的な影響か
- 加齢に伴う運動機能や諸感覚機能の低下(視カや平衡感覚の低下など)
- 麻痺などによる運動能カの低下
- 視力,感覚能力の障害
環境的な影響か
移動時の設備や移動の介助面での影響(介助方法の不適切さの有無など)
歩行,立位,臥位,体位変換などが自力で保てない骨・筋・神経系の原因を判断する
疾病,治療に伴う影響か
- 骨折,手術,ドレナージ療法など治療に伴う身体可動域の制限、身体の活動制限による影響
- ターミナルステージや急性増悪に伴う症状の影響(痛み,倦怠感,呼吸困難,発熱など)
統合の視点
ニードの未充足を来している原因および結果を体力・意思力・知識の不足の視点から,各基本的看護の構成要素間の関連性をみながら探求する