乳児の高ビリルビン血症は、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
今回は乳児の高ビリルビン血症に関して、紙上事例で伝えながら解き方を解説していきます。
Cさんの基本情報と分娩経過
Cさん(母親)、26歳、経産婦(4年前に正常分娩)、血液型B型(Rh+)、感染症なし。
夫の血液型O型(Rh+)。
妊娠中分娩は特に異常なし。
第1子が母乳育児であり、今回も母乳育児を希望している。
10月10日に男児3,600gを出産。
アプガースコアは8/10点(皮膚色-2)。
C児の状態
呼吸(回/分) | 心拍数(回/分) | 体温(℃) | 体重(g) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
当日(10/10) | 45異常呼吸なし | 145 | 37.1(直腸温) | 3,600 | |||
生後1日(10/11) | 47胸腹式呼吸 | 141 | 36.9(腋窩温) | 3,370(-230) | |||
生後2日(10/12) | 49 | 140 | 37.1(腋窩温) | 3,320(-300) | |||
生後3日(10/13) | 51 | 130 | 37.1(腋 | 3110(-300) |
児のアセスメントの結論
新生児のバイタルサインは、呼吸数40回/分、腋窩体温36.4~37.2℃である。
C児のバイタルサインは、正常な範囲に維持されているので問題ない。
生理的体重減少とは、生後数日間に認められる一過性の体重減少である。
体重減少は生理的減少で、正期産では出生体重の○○%程度である。
生後35日前後が減少のピークであり、哺乳量にもよるが、生後1~2週間で出生体重に戻る。
出生体重の10%以上の減少は病的と考える。
C児の生理的体重減少率は範囲内であるが、今後も体重が減少する危険性がある。
新生児の哺乳量の目安は、生後日数×○○mlである。
哺乳回数が少ないことが問題であり、授乳回数は少なくとも24時間に8回以上、12回程度が十分とされる。
Cさんは母乳育児を希望しているが、出生当日の授乳が3回というのは少ないと思われる。
産褥2~3日は乳汁分泌量が少ないことや、産褥子宮復古を促進させる意味からも、頻回の授乳は褥婦にとって大切なことである。
乳児の高ビリルビン血症の看護過程を解くコツ
乳児の高ビリルビン血症のケアには、専門的な知識や技能が必要となる場合があります。
看護学生は、まだ実務経験が浅く、知識や技能に不足していることがあるため、単独で適切な看護ケアを行うことが難しい場合があります。
高ビリルビン血症は、黄疸と呼ばれる症状を引き起こすことがあり、治療が必要な状態です。
治療には、光線療法や交換輸血などがあり、それぞれ適切な処置方法や管理が必要となります。
また、乳児の状態に応じた栄養管理や親の教育も必要となります。
以上のような理由から、看護学生が単独で乳児の高ビリルビン血症の看護ケアを行うことは、適切な判断や行動ができない可能性があります。
そのため、専門家である看護師や医師に依頼して、適切なケアを行うことが重要です。
看護学生は、専門家の指導の下で、乳児のケアに関する知識や技能を学び、実践することが望ましいです。
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