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看護学生必見!ゴードン「価値・信念」アセスメント書き方ガイド【実習で使える】

この記事は約8分で読めます。
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看護学生の皆さん、実習でゴードンの機能的健康パターンアセスメントを書く際、「価値・信念」の項目で手が止まってしまうことはありませんか?

この項目は他のパターンと比べて抽象的で、「何を書けばいいのかわからない」と悩む学生が非常に多い分野です。

本記事では、看護学生向けに価値・信念アセスメントの具体的な書き方を、豊富な例文とともに詳しく解説します。

実習記録に自信を持って書けるようになりましょう!

ゴードンの「価値・信念」パターンとは?看護学生が知るべき基礎知識

価値・信念パターンの基本的な意味

価値・信念パターンとは、患者さんが人生で大切にしている考え方や信念を評価する項目です。

宗教、文化、家族観、仕事観、人生の目標など、その人の行動や判断の基準となるものを指します。

「なぜその患者さんがそのような行動をとるのか」「どのような治療を選択するのか」を理解するための重要な情報源となります。

看護学生が理解すべきポイント

この項目は直接的に看護診断につながることは少ないですが、患者さんを「一人の人間」として理解するために欠かせません。

他の11のパターンの背景にある「なぜ」を説明する重要な要素です。

実習では、患者さんの全体像を把握し、個別性のある看護計画を立てるために活用します。

価値・信念アセスメントの書き方【基本の型】

基本的な記録の構成

価値・信念アセスメントは以下の構成で書くと整理しやすくなります。

【基本の型】
1. 宗教・文化的背景
2. 人生で大切にしていること(価値観)
3. 家族・人間関係への考え方
4. 仕事・役割への考え方
5. 病気・治療に対する考え方
6. 現在の価値観の変化やゆらぎ
7. スピリチュアルな訴えや葛藤

情報収集のポイント

直接質問する項目

  • 「宗教や信仰はお持ちですか?」
  • 「人生で一番大切にしていることは何ですか?」
  • 「今回の病気をどのように受け止めていますか?」

観察から推測する項目

  • 病室に置かれている物品(数珠、十字架、家族写真など)
  • 家族との関わり方
  • 治療に対する態度

実習でよく出会うパターン別の書き方例

パターン1:高齢者の価値・信念アセスメント

【記録例:78歳女性、肺炎で入院】

■宗教・文化的背景
仏教(浄土真宗)を信仰している。
毎朝仏壇に手を合わせることを日課としており、入院により実施できないことを気にしている。

■人生で大切にしていること
「人に迷惑をかけない」ことを人生の信条としている。
「家族みんなが元気で仲良く暮らすこと」を最も重要視している。

■家族・人間関係への考え方
3世代同居を理想とし、現在も息子夫婦、孫と同居している。
「家族の世話をするのが自分の役目」と考えており、孫の面倒を見ることを生きがいとしている。

■病気・治療に対する考え方
「年だから仕方ない」と病気を受け入れているが、「家族に心配をかけている」ことに罪悪感を抱いている。

■現在の価値観の変化・葛藤
入院により孫の世話ができず「役に立たない」という無力感を表出している。
「もう長生きしても仕方ないのかもしれない」と人生の意味について疑問を抱いている。

■スピリチュアルな訴え
「早く家に帰って家族の役に立ちたい」
「最期まで家族に迷惑をかけたくない」という願いを表出している。

パターン2:中年男性の価値・信念アセスメント

【記録例:45歳男性、糖尿病で教育入院】

■宗教・文化的背景
特定の宗教は信仰していない。
関西出身で「人情を大切にする」文化的背景を持つ。

■人生で大切にしていること
「努力すれば何でも達成できる」という自助努力の精神を重視している。
「家族を守り、養うことが男の責任」という価値観を持つ。

■仕事・役割への考え方
営業職として「顧客との信頼関係」を最も重要視している。
接待や飲み会を「仕事の一部」と考え、断ることに抵抗感がある。
「仕事で成果を出すことが自分の価値」と考えている。

■病気・治療に対する考え方
これまで「病気は意志の弱さの表れ」と考えていた。
糖尿病診断により「自分は意志が弱かったのか」と自己嫌悪に陥っている。

■現在の価値観の変化・葛藤
従来の「努力すれば何でもできる」という価値観が揺らいでいる。
「健康管理も仕事の一部」という新たな価値観を模索している。
食事制限と接待文化の両立に困難を感じ、価値観の対立を抱えている。

■スピリチュアルな訴え
「なぜ自分が病気になったのか」という疑問を抱いている。
「家族に負担をかけたくない」という思いと「仕事を続けたい」という思いの間で葛藤している。

パターン3:若年成人の価値・信念アセスメント

【記録例:25歳女性、交通事故による下肢骨折】

■宗教・文化的背景
特定の宗教は信仰していないが、スピリチュアルなことに関心がある。
「運命」や「意味のある出来事」という考え方を持つ。

■人生で大切にしていること
「自分らしく生きること」「新しいことに挑戦すること」を重視している。
「友人との関係」を非常に大切にしている。

■仕事・役割への考え方
デザイナーとして「創造性」を重要視している。
「やりがいのある仕事」を優先し、安定性よりも自己実現を重視する価値観を持つ。

■病気・治療に対する考え方
「事故には何か意味があるのかもしれない」と前向きに捉えようとしている。
「この経験から学べることがあるはず」と考えている。

■現在の価値観の変化・葛藤
これまで「健康は当たり前」と考えていたが、身体の大切さを実感している。
「スピードを重視してきた生活」を見直すきっかけと捉えている。

■スピリチュアルな訴え
「なぜこの時期に事故が起きたのか」その意味を探している。
「この経験を通して成長したい」という前向きな思いを表出している。

書き方で迷いやすいポイントと解決法

「宗教について聞きにくい」場合の対処法

NGな聞き方: 「宗教は何ですか?」(直接的すぎる)

OKな聞き方:

「何かお祈りをされたり、大切にされている習慣はありますか?」
「病室に持ち込みたい大切なものはありますか?」
「お食事で気をつけていることはありますか?」

「価値観がわからない」場合の探り方

日常の選択から推測する方法:

【会話例】
看護師:「普段、お休みの日はどのように過ごされていますか?」
患者:「家族と過ごすことが多いです」
→家族を重視する価値観があると推測

看護師:「お仕事ではどのようなことを大切にされていますか?」
患者:「お客様に喜んでもらえることが一番です」
→他者への貢献を重視する価値観があると推測

「変化やゆらぎ」の見つけ方

過去と現在を比較する質問:

「病気になる前と今とで、大切に思うことに変化はありましたか?」
「この経験を通して、新たに気づいたことはありますか?」
「今後の人生で、特に重視したいことは何でしょうか?」

実習記録で評価される書き方のコツ

具体的なエピソードを入れる

評価されない例:

患者は家族を大切にしている。
宗教はない。

評価される例:

患者は「家族みんなが健康でいることが一番の幸せ」と語り、
毎日家族の写真を見ながら「早く元気になって帰りたい」と話している。
特定の宗教は信仰していないが、「お天道様に恥じない生き方」を
心がけていると表現しており、道徳的な価値観を重視している。

患者さんの言葉をそのまま記録する

患者さんが実際に話した言葉を「 」で囲んで記録すると、より具体的で説得力のあるアセスメントになります。

【記録例】
患者は「人生で一番大切なのは家族です。お金や地位よりも、
家族みんなが笑顔でいられることが私の幸せです」と語っており、
家族への愛情を最も重要な価値観としていることが伺える。

価値観と行動の関連性を示す

価値観がどのように患者さんの行動や治療への取り組み方に影響しているかを記録します。

【記録例】
患者は「自分のことは自分でやる」という自立を重視する価値観を持っており、
看護師の介助を受けることに抵抗感を示している。
リハビリテーションにも「早く一人でできるようになりたい」と
積極的に取り組んでいる。

よくある間違いと正しい書き方

間違い1:表面的な情報のみ記録

NG例:

宗教:仏教
家族:大切にしている

OK例:

仏教(浄土真宗)を信仰しており、毎朝の読経を日課としている。
入院により読経ができないことを「心の支えがない」と表現し、
精神的な支えとしての宗教の重要性が伺える。

間違い2:看護師の主観を混入

NG例:

患者は古い考え方を持っており、柔軟性がない。

OK例:

患者は「男は外で働き、女は家庭を守る」という伝統的な性役割観を持っており、
妻に負担をかけることに強い罪悪感を抱いている。

間違い3:価値観の変化を記録しない

NG例:

患者は仕事を重視している。

OK例:

これまで「仕事が人生のすべて」と考えていたが、
今回の入院を機に「健康あっての仕事」という価値観に変化している。
「家族との時間も大切にしたい」と新たな価値観を模索している。

価値・信念から看護診断につなげる方法

スピリチュアルペインの診断例

【看護診断】
スピリチュアルペイン

【根拠】
・「なぜ自分だけが病気になったのか」と人生の意味に疑問を抱いている
・これまで大切にしてきた「努力すれば報われる」という価値観が揺らいでいる
・「家族に迷惑をかけたくない」という価値観と現実の間で葛藤している

【目標】
患者が自分なりの病気の意味を見つけ、価値観を再構築できる

【看護計画】
・患者の価値観や信念について傾聴し、共感的理解を示す
・価値観の変化について話し合う機会を提供する
・必要時、宗教者や臨床心理士との面談を調整する

まとめ:価値・信念アセスメントを書くときの最終チェックポイント

価値・信念アセスメントを書き終えたら、以下の点をチェックしてみましょう。

✓ 患者さんの具体的な言葉が記録されているか

✓ 宗教・文化的背景が具体的に書かれているか

✓ 価値観の変化やゆらぎが記録されているか

✓ 価値観と行動の関連性が示されているか

✓ 看護師の主観ではなく、客観的事実が記録されているか

✓ スピリチュアルな訴えや葛藤が具体的に書かれているか

価値・信念アセスメントは患者さんを深く理解し、個別性のある看護を提供するための重要な情報源です。

最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事の例を参考に練習を重ねることで、必ず上達します。

実習で自信を持って価値・信念アセスメントを書けるよう、頑張ってください!

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