目的
- 呼吸器や循環器の状態を知り、異常を早期発見する
- 呼吸の深さやリズム、呼吸の仕方を観察することで、患者の状態を把握する
手順 手技 方法
- 患者を臥床させ、変動因子の影響を少なくする
- 必要物品(時計、メモ帳等)を持って患者のもとへ行く
- すぐに教えず、患者が呼吸している状態を観察する
- 患者に気づかれないように、呼吸数を1分間測定し、呼吸の性状や型などについても観察する
- 看護記録に測定値、観察事項を記載し、体温表に黒色の鉛筆で記入する
注意点 留意点
- 呼吸は随意的に変動させることが出来るので、リズムの速さに影響を与えないため、呼吸測定を患者に意識させない
- 呼吸困難や呼吸数が1分間40回以上(成人)、8以下の場合は直ちに報告する
- 他のバイタルサインとともに患者の状態を総合的に把握する
- 座位で観察しにくい場合は仰臥位になると呼吸運動が見えやすい
- 会話をすると計測しにくくなるため、必要時以外の会話はしない
観察項目 観察ポイント
- 呼吸の深さ・リズム
- 異常呼吸の有無
- 胸郭の状態や表情
- 患者の体位
- チアノーゼの有無
- 呼吸数
- 胸郭運動の形および左右差
- 顔貌
- 楽に呼吸しているか
- 苦しそうな呼吸をしていないか
- 喘鳴を伴っていないか
- 異常呼吸の有無
- 患者の訴え
- 呼吸の性質とその型
- 呼吸異常時は呼吸困難、努力性呼吸の有無を確認する
- 呼吸音を聴取する場合は,前胸部,背部とともに左右対称に聴診する
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正常値
成人:16~20回/分
学童:20~25回/分
幼児:20~35回/分
乳児:30~40回/分
新生児:40~50回/分
異常呼吸の種類
頻呼吸:呼吸数24回/分以上で呼吸が浅くなるもの。
徐呼吸:呼吸数12回/分以下で、呼吸の深さが増加することが多いもの。
過呼吸:回換気量の増大した呼吸の状態。深い呼吸。
低呼吸:1回換気量の減少した呼吸状態。睡眠中にみられる呼吸。
多呼吸:呼吸数も深さも増加した呼吸。
少呼吸:呼吸数も深さも減少した呼吸。