身体を清潔に保ち身だしなみをよくしかつ皮膚を保護する。
S情報
- 清潔に対する価値観、今までの清潔習慣(入浴、洗髪回数など)
- 入浴や清潔行為に対する価値観、希望
- 生活習慣
- 身体の不快感の有無
- 清潔ケアに対する訴え(不満、要望など)
- 現在の気分
- 情動状態
O情報
- 今までの清潔習慣と現在の清潔行動
- 身体の清潔状態:皮膚、毛髪の汚れ、爪、口腔内、口唇、歯の清潔状況、鼻(鼻汁)
- 年齢
- 経済状況(貧困など)
- 職業(浮浪者など)
- 化粧品の選択
- 意識障害、精神、障害などによる影響やその程度
分析のポイント
身体の清潔や身だしてなみを整えることが充足できない原因を判断する。
清潔は自力で保持さ日れているか
身体的・精神的な影響か
- 意識障害、麻痺などの運動機能の低下により自己による清潔保持が維持できにくい影響
- 認知症により、清潔観念の認識ができない
- 統合失調症、心身症など精神障害により、清潔観念がズレてしまい身だしなみを気に止めなくなる
環境的な影響か
- 今までの生活習慣、価値観による清潔行為の抑制
- 貧困など経済的理由や浮浪者など生活環境の違いによる影響
身体の清潔や身だしなみを整える必要性が高まる条件を判断する
疾病、治療に伴う影響か
- ターミナルステージや化学療法の副作用、急性増悪に伴う症状(発熱、易感染、呼吸困難など)により清潔行為が身体への負担や感染の可能性があるなどの影響のため清潔が保持できにくい
統合の視点
ニードの未充足を来している原因および結果を体力・意思力・知識り不足の視点から、各基本的看護の構成要素間の関連性をみながら探求する