患者プロフィール:
35歳の看護師、30歳で結婚。
楽観的で寛大な性格。
産休と育休で1年間休暇予定。
健康状況:身長161cm、非妊娠時体重51kg、B型Rh(+)、喫煙なし、社交的な飲酒のみ(妊娠以降は無し)。
生活状況:市内の一軒家に住む。
通勤に車で20分。
実家近くで退院後に母がサポート予定。
家族構成:
夫(36歳会社員、健康状態良好)、5歳の長女。
夫が週末やBさんの夜勤時に長女の世話をする。
妊娠と受容:
職場環境のため希望より遅れて妊娠。
最初は1人っ子でも良いと考えていた夫も現在は妊娠を喜んでいる。
褥婦の心理状態についてのアセスメント
産褥3日目のBさんは、ルービンの三段階モデルで二段階目に位置すると考えられる。
第2子であることからか、産褥初日から子供の世話を積極的に行っており、保持期に早期に進んでいる様子である。
不安の表明はないものの、疲労感や休息、睡眠の質について聴取し、心身の負担が過重にならないよう注意深く観察する必要がある。
また、Bさんは現時点でマタニティブルーズの兆候は見られていないが、長女に会えない寂しさを訴えているため、精神的な落ち込みの有無を確認することが重要である。
ルービンの三段階についての解説:
受容期(分娩後24~48時間)
褥婦は自身の基本的欲求(安楽、休息、食事など)に焦点を当てる
身体的疼痛(会陰部の痛み、後陣痛など)の緩和が重要
新生児との面会や家族との関係も重要だが、主に受身的で依存的
分娩体験の統合が行われ、生まれた子供と自分が別の存在であることの認識が進む
保持期(出産後2~3日から10日頃)
褥婦は依存状態から自立的、自律的な状態へ移行
自身の身体とニーズのコントロールが進み、児に対する関心が高まる
児の特徴や行動に注目し、育児への準備と学習が始まる
母親としての能力に対する不安や無力感を表現しやすい時期
解放期(母親としての適応期)
妊娠中のイメージから現実の子供への受容と適応が進む
母親は児の状態に敏感になり、相互作用が展開される
母児間のニーズ合致のための相互調整が継続
マタニティーブルーズについての解説:
分娩後のホルモンバランスの変動による内分泌環境の変化が原因
産後の女性の約30-50%がマタニティブルーズを経験
産後数日から2週間で涙が止まらなくなるなどの情緒不安定な症状が見られる
症状は一過性で、産後約10日で軽減することが多い
症状が長引く場合は産後うつ病への移行の可能性があり、助産師や医師への相談が推奨される
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